姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

臥龍庵の門をくぐる者はいっさいの甘えを捨てよ! Twitter:臥龍(がりゅう)@koumei_garyu999

英語学習の指導方法

 塾では、

①英語の単語小テスト

②教科書本文による文法説明

②ワーク演習

といった流れで指導されている講師がほとんどです。

 

 私は、中1から高校受験まで見据えて

①リスニング

②長文読解

③教科書本文の音読練習、日本語訳

④ワーク演習

といった流れで指導しています。

 

 また、ルーズリーフノートを使った英語ノート作りをさせています。

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 これを作る過程において、単語練習や文法の予習もできると考えています。

 授業中にこれに上のようにどんどん書き込みを入れさせていきます。

 効果は大きいと思います。

 

 教科書本文の音読練習&日本語訳には、

『教科書ガイド&CD』

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を使っています。(こちらの地区では、4月から「ニューホライズン」に変わります。)

 

 しかし、安くはないので、講師の方が個人的に用意して使うのは負担が大きく難しいと思います。

 塾で購入して使ったらどうかと提案したことがありますが、講師全員がこれを使って指導するというオペレーションは難しいという判断でした。

 

 担当する生徒には、自宅学習用に購入してもらっています。

 家でも練習しているかどうかは、塾の授業中に音読させてみればすぐに分かります。

 

 私は、日本語教師をしていたので、「音声学」を勉強しています。それは、英語の発音指導をする際に役に立っています。

 

 発音記号の見方を説明し、どのように発音すれば良いのかまで指導できる方は少ないでしょう。生徒の話を聞く限りでは、中学校の先生にもできていないように思えます。

 

 教科書本文の音読練習は効果があると思います。私のように発音指導もできるとさらに効果が高いと思います。

 

 単語テストに関しては実施していません。

 

 単語が書けない生徒に、単語テストすると言っても家で単語を書けるように練習してこないです。

 そういう生徒には、授業時間内に単語練習の方法を指導しながら、練習させています。

 

 単語書き取り練習の仕方

 

 ①まず書けない単語を洗い出す。(書けるようになっている単語は練習する必要がないと思うのですが、それらを含めて練習していることが多いです。)

 ②単語を書くときにスペルを読みながら書く。

「dog」であれば「d」「o」「g」「dog」「犬」といった順序で声を出しながら書くという方法です。

 ③単語によって書く回数を変える

10回ずつ練習するとか真面目な生徒ほどしてますが、5回くらい書いて書けるようになるものもあれば、50回100回と練習する必要があるものもあると思います。

 

 単語テストは、基本的には実施しませんが、どうしても必要な時(生徒の状況によってはそう判断することもあります。)があります。

 

 ほとんどの講師は、

例えば「dog (   )」「ねこ (   )」

といった感じでテストをしますが、

 私は、

「I have a (いぬ).(   )」「I have a (cat).(   )」

といったように文章内で単語を書かせる問題でテストしています。

 小テストを作る手間は少しかかりますが、こういった工夫は必要と思います。

 

 ほとんどの生徒は、中1から以上のようなスタイルで勉強をさせていくのですが、小6から英語をみている生徒もいます。

 

 小学生用の英語ワークもありますが、私はそれを使わずに教科書を使って中1とほぼ同じ(リスニングと長文読解はさせていません。)勉強をさせています。

 

 そうやって勉強してもらうと、中学に入って、英語を除いた4教科の偏差値が50いかないのに、英語だけ60超えるということがおきます。(最終的には偏差値は55くらいに落ち着きますが。。。)

 

 頑張らせるから結果が出るし、結果が出るから頑張れるという好循環になるのでしょう。

 推薦入試組の面接練習で「中学で頑張った教科は?」という質問に「勉強は好きではなかったけど、英語だけは頑張りました。」と言ってくれた生徒もいてうれしかったです。

 

 生徒たちが、将来「お母さんは(お父さんは)中学生のときこうやって英語を勉強をしたんだよ。」と子供に話をしているのを妄想しながら今日も英語を教えています。