賢明女子学院中学の入学前課題でもらってきた
のCDを生徒と一緒に聞いてみました。
「通じる英語はリズムから」
とある通りでした。
英語独特のリズムは、
「文の中で強く発音されるところと弱く発音されるところがある」
ことによって生まれます。
この本は、それが良く分かる教材だと思います。
しかし、これをポンと渡して「聞いといて」と言うだけではダメだと思います。
「聞き流すだけで英語が上達する」
わけがありません。
どんなに良い教材であっても、使い方(勉強の仕方)を教えてあげないと効果がでないと思います。
昨日は、各ページの英文を見せながら、CDを流し、「あ、ここ強く発音してるよ。ここは弱かったよ。」と説明しながら聞いていきました。
その前に、まずアルファベット26文字(大文字、小文字)が書けるようになっているかを確認しました。
これは、さすがにできてました。
昨年4月から年末まで担当していた中1生で、最後までアルファベットが完全に書けなかった生徒がいました。
まぁ、極端な例を挙げましたが、
定期テストで偏差値が30台の生徒を担当する場合は、まず最初にそれをチェックします。
それから、アルファベットの発音をフォニックスで教えました。
塾でそれができる講師は私だけのようです。
仕方がないです。
心配なのは、小学校や中学校の英語教師でそれができない方がいらっしゃるのではないかということです。
文科省の平成30年度「英語教育実施状況調査」によると
というデータが出ています。
「学習指導要領」をいくら立派なものにしても、教育現場の教師のレベルがこれでは、生徒の英語力アップはおぼつかないと思います。
話がそれました。
本の中で
「Peter Piper <ピーターさんの早口言葉>」
youtu.beが面白かったようです。
ネイティブの方でも噛むようですから、もう少し練習させてみようと思います。
ちなみに上の動画では「Peter」の「t」は”フラッピング”により「l」(「d」も混じっているかもしれませんが)発音になっています。
英語の指導時には、”フラッピング”についても説明します。
もちろんいわゆるアメリカ英語とイギリス英語に発音上で違いがあるという話で説明しています。
「聞こえないんじゃない!最初から言ってないんだ!」
というCMがあります。
それについては少なからず批判があるようですが、私は発音の知識として教えておいた方が良いと考えています。
新中1生たちの英語力が、どのように育っていくか楽しみです。