家庭教師先は、兄弟姉妹などで二人同時に教えることが多いです。
双子というケースもありましたが、通常は年齢(学年)が違います。
学年が違えば、教える内容は違います。
そして生徒の理解力には違いがあります。
理解力があまり良くない生徒に対しての説明はどうしても長くなります。
私は1コマ50分を基本にしていますので、もし二人同時に教えることになれば、一人当たり25分使えることになります。
しかし、時間的には平等(公平)に使えない事の方が多いです。
塾で働き始めたときに、仲良し二人組を教えることになりました。
一人は、積極的な性格でドンドン質問してきますが、もう一人は控えめでした。
私がまだ未熟で、質問してくる生徒に説明するのに手一杯になってしまいました。
もう一人を放りっぱなしにしたわけではもちろんありませんが、その生徒が家で「今日も先生を取られた。」と泣いていると保護者の方から電話がありました。
今は、そういうクレームはありませんので、時間的な偏りはあっても生徒に不公平(不平等)を感じさせない公正な授業が出来ていると思います。
goo辞書によると
「平等」・・・かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。
「公平」・・・すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよって いないこと。また、そのさま。
物事を偏らないようにすることに重点がある
「公正」・・・公平で偏っていないこと。また、そのさま。
不正・ごまかしがないこと。
とあります。
私は、ある点で(例えば、先にあげた例のように時間配分などで)平等(公平)ではなくても公正ではある場合があると思っています。
先日、勉強したSDGsの第4目標
Goal4.Ensure inclusve and equitable quality education and promote lifelong
learning opportunities for all
の「equitable」を私は「公平」と訳しましたが、外務省版では「公正」と訳されていますが、そういうことかなと今は理解しています。
英辞郎on the WEBによると
「平等な」・・・equal
「公平な」・・・fair
「公正な」・・・equitable
とあります。日本語と同じく英語もニュアンスは少しずつ違うようです。
それが生徒たちにも説明できるようにこれからも勉強を続けていきます。