春休みも終わり、新学期が始まりました。
生徒たちには春休中は、前学年の復習をしてもらいました。
少し余裕がある生徒には、新学年の予習も出来ました。
しかし、今年度担当している生徒たちは、前学年の単元で忘れちゃっていることが多いように感じます。
英語にしても数学にしても前学年の知識が不足すれば、新しく習う単元の理解も進まなくなります。
英語に関しては、単語・熟語の暗記は常に言い続けなければなりません。文法ルールも少し怪しくなっている生徒が多いです。
「be動詞の文」「一般動詞の文」の肯定文、否定文、疑問文とその応答文は、自由自在に作れなければなりません。
例えば、
「I am a student.」
「I am not a student.」
「Are you a student?」「Yes,I am.」「No,I'm not.」
「I play tennis.」
「I do not play tennis.」
「Do you play tennis?」「Yes,I do.」「No,I don't.」
といった文は、反射的に言えるくらいになっていなければテストでミスします。
実際のテストで、
「Mike and I(am,is,are)students.」
「(Do,Does)he and Alice play tennis?」
といった問題が出ると、偏差値が50以上の生徒でもうっかり「am」や「Does」を選んでしまうのです。
算数や数学に関しては、とにかく計算を見直してほしいです。
小学生であれば、今までの経験では、九九にはほとんど問題がありません。
見直してほしいポイントは、
①計算の順番(四則混じりの計算で、単純に左から順番に計算していく児童がとても多いです。)
②足し算や引き算のひっ算での、繰り上がりや繰り下がり
③小数の計算(小数点の位置を合わせなければならない足し算、引き算のひっ算と合わせなくてよい掛け算のひっ算の混同が多いです。)
④分数計算(通分することを忘れていたり、割り算で逆数の掛け算にするのを忘れていたりします。)
などです。
特に新中1生は、いまからでもまだ間に合うので、ちゃんと計算できるか確認してもらいたいです。
新中2生は、「方程式の利用」「比例/反比例」の単元を苦手にしている生徒が多いように感じます。
方程式の計算はできても、そもそも式を立てられなければ答えが出ません。
私としては、問題のパターンごとに式の立て方を分かりやすく説明しているつもりなんですが、生徒が式を立てられない以上、「説明したことにはならない」と思っていて、さらに工夫して教えていくつもりです。
これが出来ないと、新中2年生が「連立方程式の利用」で式を立てられないという悪循環に陥るので、早めの手当てが必要です。
また「比例/反比例」も理解不足の生徒が多いです。そうなると「一次関数」が理解できず、中3の「二次関数」はさらにサッパリな状態になります。
この単元は、兵庫県の高校入試に出る重要単元ですので、しっかりと復習させていかなければなりません。
こちらの地区の中学校では、実力テストがすでに実施されています。来週はその見直しをかけて、さらに前学年の弱点補強をしていきます。
とはいえ、塾に来てもらって勉強する時間は限られています。新学年の予習をメインにしていかなければなりません。
いつも以上に、家で勉強してもらわなければなりません。
生徒たちには、復習の大切さを伝えていきます。