毎日『NHKゴガク』講座を聞きまくっています。
今年度から韓国語も始めようと思って聞いてみましたが、さすがに無理でした。当初の予定通り英語と中国語を勉強していきます。
さて、『中学生の基礎英語レベル1』を新中1生と新中2生に聞いてもらっていますが、新中1生にはちょっと難しいんじゃないかと思えてきました。
『基礎英語レベル1』の4月度の文法項目は「be動詞、一般動詞、助動詞(can)」です。これは特に問題はないと思います。
今年度から英語については新学習指導要領に元づいて授業が進められます。教科書もそのように作られています。当然NHKゴガク講座の本文ストーリーもそのように作られているのです。
しかし、実際に『基礎英語レベル1』を聞いていくと
Lesson1の文法は「I'm~.」なのですが、「I am~.」が本文に出てこないのに、短縮形でいきなり出てきます。
それよりも何よりも「I'm」の前に「Are you~?」が先に出てきます。Lesson11で詳しく説明されるようですが、それまでどうすれば良いのでしょうか?
Lesson2では「What's~?」が出ています。これもLesson14で詳しく勉強する文法です。
Lesson3では「I like~.」つまり一般動詞の文が出ています。しかし、「Don't~.」と否定の命令文まで出てきます。
Lesson4では「I don't~.」つまり一般動詞の否定文。
Lesson5は週のまとめですが、ここでやっと「am,is,are」の使い方を勉強します。
Lesson6は「can」です。実際の放送日は4月5日(月)ですから、中学校ではまだ授業が始まってもいません。
アルファベットはすでに小学生で習ってきているという前提でNHKのゴガク講座は進められるようですが、私の生徒には無理です。
私との授業中にNHKゴガク講座の聞き方を指導していくことにします。
新中2生には、復習にもなるのでこのまま『基礎英語レベル1』を聞かせていきます。
この『基礎英語』シリーズは、発音をもう少し丁寧に教えてもらいたいと思います。
ただ単に「本文をリピートしてください。」と言われても上手く発音できないので、リピート練習が上手くできないと思います。
『基礎英語レベル1』で、「photo(写真)」「photographer(写真家)」という単語がLesson6で出てきます。発音記号を調べてもらえれば分かりますが、違っています。つまり発音が違うのです。放送を聞くだけで、この二つの単語の発音が違うと気が付く中学生がどこにいるだろうかと思います。
『基礎英語レベル2』の文法もなかなか難しそうです。
『基礎英語レベル2』の4月度の文法事項は「助動詞(can,could)、SVОО、動名詞、頻度を表す副詞」です。
しかし、
Lesson3で「現在進行形を使った未来表現」
Lesson6で「I can~.」「We can~.」(「~してあげましょう。~しましょう」の申し出表現)
が出てきます。
こちらも、生徒が家で一人で勉強していって、消化できるものなのだろうかと疑問に思ってきました。
『中高生の基礎英語in English』は、放送で流れている会話全てがテキストに載っています。
これは面白いやり方だと思いました。また、その英文のなかの単語や文法説明もほとんど英語で書かれています。
高校生には、単語を英英辞典で調べることを薦めていますが、その練習にもなりそうです。
それから、昨日気が付いたのですが、一つのトピックを2週間続けて放送しています。つまり、同じ放送内容を2周聞くことになるということです。
内容のレベルから言って、そのくらい聞いた方が良いと思いました。
昨日、新高1生に確認したところ聞いているようなので、安心しました。