新中1生の初めてのテストの成績表が出ました。
数学の平均点は、61.7点でした。
私が家庭教師先で教えている生徒は、ギリギリ平均点を超えました。
その生徒は、小5から算数を教えていました。算数には、それほど苦労していなかったのですが、過去問でもそれほど点数が取れなくて、予想していたとはいえ、あまり点数が伸びませんでした。
今後は、中間テストで偏差値55を目標に指導していきます。
では、実力テストの分析をしてみます。
大問1.計算問題
(1)足し算(3桁+3桁)
(2)掛け算(3桁×2桁)
(3)割り算(括弧付きで計算の順序が問われる問題)
(4)小数の引き算
(5)小数の四則混じり計算
(6)分数の引き算
1問3点ですので、18点は確保しておきたいです。
ここで点数を落としている生徒は、小学生で習った計算ルールを大至急見直してもらいたいです。そうしなければ、正負の計算はチンプンカンプンになります。
大問2.小問集合
(1)面積の単位変換
(2)小数を分数で表す
(3)最大公約数
(4)がい数
(5)平均
(6)百分率
こちらも1問3点です。
(2)(3)(5)(6)をミスした生徒は、要復習です。
大問3.平面図形
(1)角度
(2)平行四辺形の面積
(3)円、おうぎ形の周の長さ
(4)比と図形の拡大・縮小
こちらは、1問4点です。
ここで問われた図形の基本的知識は、絶対に覚えておいてもらわなければなりません。平行四辺形の面積計算で「高さ」がどこなのか忘れている生徒がけっこういます。
大問4.図形
(1)直方体中の垂直な辺
(2)展開図と平行な辺
大問5.
(1)直方体の体積
(2)円柱の体積
この単元は、中1で再度習いますので、しっかりとマスターしてください。
大問6.文章題
(1)定価計算
(2)比の利用
(3)道のり、速さ、時間
こちらも式の立て方を学校で勉強します。授業をよく聞いてもらいたいです。
大問7.
(1)場合の数
(2)比例とグラフ
(3)資料と割合(百分率)
大問8.身近な題材を用いた問題
全体的にみて、偏差値60オーバー取るには、小学生時に相当勉強していないと難しいと感じます。
また、平均点の半分(30点以下)も取れない生徒が、私が家庭教師をしている生徒の学校では50人くらいいました。大問1,2で36点分あることを考えるとこの先が思いやられます。
私は、公立中学でも教科ごとの習熟度別クラス編成を導入すべきであると考えています。あるいは、特別補習授業を行うかです。
部活は専門の外部コーチに任せて、各教科担任を、生徒の学習指導に集中させるべきです。