姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

臥龍庵の門をくぐる者はいっさいの甘えを捨てよ! Twitter:臥龍(がりゅう)@koumei_garyu999

丸付けをおろそかにしてはいけない

 「問題を解いたら答え合わせをする。」

 

 この当たり前と思われることができていない生徒が多いです。

 

 自力で問題を解かずに、答えを丸写しにして丸付けする生徒は論外として、せっかく問題を解いたのに、丸付けしない生徒がけっこういます。

 

 たかが丸付けと侮ってはいけません。成績アップのカギがそこにはあります。

 

 昨日、中1生が数学のワークをしていたのですが、自分で決めていたページまで問題を解き終わったあと、すぐにワークを閉じようとしました。

 

 私は、数学の答え合わせは、以下の順番でするように指導しています。

 

 ①ワーク1ページ毎(あるいは、見開き2ページ毎)に赤丸付けをする。

 ②ミスした問題のどこにミスがあるか確認する。

 ③ミスした問題の解き直しをする。正解したら青丸付けする。

 ④テスト前に青丸のついた問題を解き直す。(臥龍庵では、数学と英語についてはワークが多いので、これはさせていません。)

 

 どこでミスしたのか確認しないまま(あるいは、分からないまま)、解き直す生徒がいますので、②も重要です。ミスしたところを発見できなければ、こちらで「ここ合ってるか?」などと言って見つけられるようにもっていきます。

 

 数学は、①~④をすることにより、実力がついていきます。

 

 この生徒にもそう話をしました。

 

 丸付けを生徒に任せず、先生がした方が良い場合もあります。私も小学生低学年の児童であれば、そうする場合があります。

 

 また、丸付けが間違えている場合が意外にあります。私は、必ず正しく丸付けができているかどうかもチェックしています。

 

 もう一点、答え合わせをしたときに、答えが間違っていたら正解を赤ペンで書き込む生徒がほとんどだと思います。

 

 私は、これもさせないようにしています。

 

 数学については、そもそも正解を書き込む意味は無いと思っています。(まぁ、答えの冊子を再度見る必要がなくなるので、手間は省けるでしょうが...)

 

 その他の教科に関しては、そのままにさせておいて、正解になるまで何回も問題を解かせるようにしています。

 

 同じワークで勉強しても、使い方が少し違うだけで、実力は違ってきます。

 

 せっかく購入していただいたワークです。しっかりと利用してもらえるように指導していきます。

 

 そう言いながらも、何も言わずにいると、丸付けできなくなります。しっかりできるように繰り返し、言い続けます。