第4話では、いきなり「スタディサプリ」で勉強しろという話になりました。
私も「スタディサプリENGLISH」というアプリをダウンロードしたことがあります。しかし、一回だけ利用してその後放置したままになっています。
私には、合っていなかったようです。
映像授業には、メリット・デメリットそれぞれあると思います。その勉強方法が合っている人もいるでしょう。
番組内では、「弱点を発見する」ために利用するという話でしたので、それはありだと思いました。
ITを活用した勉強方法と言えば、勉強系ユーチューブの利用もあります。
私は、自分の授業の参考にしようと思い、見ているのですが、これまでに「これは参考になる。」と思ったものは無いです。
自分の方が上手く、そして分かりやすく説明できると思うことの方が多いです。
また以前、某大手塾のカリスマ英語講師の模擬集団授業に参加したことがあります。
確かに、話が面白く引き込まれました。文法説明もなるほどと思うところが多かったです。
でも、結局講師の話を一方的に聞くだけですし、質問もできません。
学校現場では「アクティブ・ラーニング」といって、先生が一方的に生徒に講義をする形式ではなく、生徒たちの積極的な授業参加を促すやり方が出てきています。
その方向性は間違っていないと思います。
しかし、どのように工夫しようとも、集団授業スタイルでは、ついていけない生徒が一定数います。
そこで、我々のような個別指導スタイルが必要になるのだと思います。
勉強に限らずスポーツでも同じだと思いますが、結局地道な努力が一番大事です。そして、それは、すごく単調なものです。
私と一緒に勉強している生徒には、その「地道な努力」をし続けることができるようになってもらいたいとの思いで指導しています。
例えば、英語の授業についていえば、教科書本文の音読練習を必ずさせます。
これも、ただCDを聞かせて、「はい、続けて読んでください。」と言うだけではダメです。生徒の発音をチェックして、直してあげないとダメです。
この「生徒の発音をチェックして、その場で直せる」ということが非常に重要です。個別指導スタイルですから、それが出来るのです。さらに言えば、私だからそれがとても上手く出来るのです。
あとは、「家でも毎日、練習しておくように」と言うだけです。練習をサボっていれば、次回の授業でスラスラ読めませんからすぐに分かります。
教科書本文をスラスラと読めて、日本語訳もスラスラと言うことが出来れば、定期テストで苦労はしないでしょう。
数学については、『ドラゴン桜2』で前作にも登場した伝説の数学講師が、東大専科の生徒たちに「小学校2年生からやり直せ!」と言ってのけました。
これは、私も以前から「数学はつまづいている単元があれば、学年をさかのぼって復習させよ。」と言っていますので、納得のシーンでした。
数学については、計算が出来なければお手上げです。ですから「くもん」方式には、効果があると思っています。
私も計算問題は、徹底的にやらせます。
「計算のやり方を説明する→計算させる→やり方が違ったら直す→計算させる」の繰り返しです。
ここでも、生徒が私の説明をどう理解して、計算しているかチェックすることが大事で、それを目の前で見て、すぐにミスを発見でき、すぐに直すことができるのが個別指導スタイルのメリットです。
私は、場合によっては、2コマ100分休みなしで授業をします。その間、集中して問題を解いてもらいます。
そういう勉強スタイルが身に付けば、家でも集中して勉強できるようになると思っています。
ただし、家での学習状況もつかんでおかなければダメだと思います。宿題をきちんとこなしているのかどうかはもちろんですが、家でどの程度勉強できているのかどうかもチェックしています。
伝説の数学講師が出てきたということは、次は伝説の○○講師も出てくるのでしょうか?次回放送も楽しみです。