テスト前に「(生徒の)やる気が出る効果的な声のかけ方」
自信のない生徒には「試験が終わったら感触とか教えてね。」
普通の生徒には「結果が楽しみ。」
自信のある生徒には「期待しているよ。」
私は、テスト前に過去問やワークの定期テストレベル問題をしてもらって良い点数を取っている生徒には「期待しているよ。」をよく使います。
あまり点数が取れていない生徒に対しては、「先生がテスト前にやってもらおうと思っていたプリントは全部できたよ。出来ていなかったところをもう一度見直しておけば良いと思うよ。」などと言うようにしています。
保護者の方は、あまり勉強している様子が見られない我が子に対して「テスト前なのにそんなことで良いと思ってるの。」と言ってしまいがちですが、やはり我慢が必要だと思います。
「学校の課題提出は間に合いそうなの。塾の宿題は終わってるの。」と(「毎回、同じこと言わせないでよ。」と思わずに)毎回同じ調子で同じことを言い続けてもらいたいです。
テストの成績表が返ってきて、それを見せてもらったときにどう対応するかも考える必要があります。
私のノートには
「結果を反省させない。」
と書いてあります。
「良かったところを聞く。」
「次回への改善点を聞く。」
「具体的な改善のアイディアを引き出す。」
「そのアイディアに口を挟まない。」
「そのように改善しようと思った理由を引き出す。」
「そのアイディアを肯定的に書き留める。」
これは、塾講師を始めた当初から実施しています。
生徒たちに「今回は何が良かった?」と聞くとほとんどがキョトンとした表情をします。そして「良かったテストは無いです。どれも悪いです。」と答えてきます。
学校でも、塾でも(私以外は)生徒たちに
「今回の反省点は何ですか?」
「それを踏まえて次回はどうしたら良いと思いますか?」
と聞かれます。
テスト結果が悪かったことは、親や先生(や塾講師)に言われなくても、本人が一番分かっています。
成績表を見たら「何が良かった?」と聞けば良いのです。そして、「そんなの無い。」と言われても、ちょっとでもほかの教科よりも良いものを(たとえ平均点以下であったとしても)「○○が一番できているね。」と言えば良いのです。
それでも生徒たちは「今回は、全滅です。」と言います。こちらは、生徒が何を言っても「そうか?」と言ってとぼけておけば良いのです。
生徒たちは、小さい時から想像以上に否定的な言葉を浴び続けています。
先生も保護者の方も、好き好んでそういうことを言ってるわけではないと思いますが、私くらいは、そうしないようにして気を付けていきたいです。