姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

臥龍庵の門をくぐる者はいっさいの甘えを捨てよ! Twitter:臥龍(がりゅう)@koumei_garyu999

初心にかえる(6)

 ☆成績が伸びる子と、伸びない子の違いは、質問をするかしないかだけ。

 

 実際には、集団塾では生徒が周りにたくさんいて質問できないから、個別塾に来るので、なかなか生徒の方から質問してくることはありません。

 

 そこで、こちらがそれを察して、生徒が質問してくるように仕向けなければなりません。簡単ではありませんが、こちらも努力しなければなりません。

 

 中1のときに、内申点がオール2の生徒がいました。結局三年間ずっと変わりませんでしたが、数学だけ「4」に上がりました。

 

 その生徒は、中2の「連立方程式」の計算から、宿題について必ず質問してくるようになりました。ワークの問題で分からなかったところに付箋を貼っていました。

 

 未だに、なぜその単元からそうなったのか分かりません。分かれば、本が書けるかもしれませんが...

 

 ☆成績が伸びる子の性格

  ①素直

  ②プラス思考

  ③負けん気が強い

  ④明るい

  ⑤「絶対に成績を上げてやる」という強い意志を持っている

 

 ☆合格する人と合格できない人の違い

  ①継続する力     →習慣化

  ②アウトプットする力 →問題形式になった時に解ける力

  ③素直さ       →自身の勉強方法に固執せず、効果的と言われる勉強方法                     

              を実践してみる   

 

 『ドラゴン桜2』第5話で桜木先生が「性格の悪い奴は東大に落ちる」と言ってました。

 

 「性格が悪い=素直じゃない」と考えると腑に落ちる点はあります。

 

 数学をみていた中3生で、ワークに直接書き込みをせず、ノートに問題を写して解いていた生徒がいました。

 

 ノートに書いて解くというやり方は、同じワークを何周もさせるという指導方法の一つです。

 

 このやり方は、一理あるとは思いますが、私は採用していません。

 

 数学であれば、同じ問題を何回も解かせるのではなく、数字を変えた問題をどんどん解いてもらう方が良いと考えています。

 

 ですから、ワークの問題を解き終わったら、プリントをバンバン渡していくようにしています。

 

 さて、その中3生ですが、さすがに文章題の問題文までは、ノートに書き写すことは無かったのですが、単元名などを細かく書き込んで、問題ごとに線で囲ったりしてました。

 

 何かのこだわりがあったのだと思いますが、あまりにもその作業にかける時間が多くて、実際に問題を解く時間が減ってしまうので、止めるように指示しました。

 

 その生徒にはその生徒のルーティンがあるのでしょうが、私には無駄としか思えなかったですし、止めてもらえなかったので、その生徒の担当は外していただきました。

 

 高校は、姫路の中位校に進学しましたが、その後はどうしているのか分かりません。「あの時、私の勉強の仕方にクレームつけてきましたが、私は今こうして成功しています。」と言ってくれるようになっていれば良いのですが...