姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

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「評点」のつけ方がナゾだ

 今回、通知表の評価の仕方が変更されていたので大変驚きました。

 

 しかし、内申点の計算の仕方には変更は無いようです。

 

 さらに、R4年度高校入試における合否判定に内申点も含まれることにも変更が無いので、あらためてその計算の仕方を書いておきます。

 

 計算方法は、

 「五教科(国語、数学、社会、理科、英語)評定点合計×4」

 「副教科(音楽、美術、保体、技術家庭)評定点合計×7.5」

 オール5ですと、5×5×4+5×4×7.5=250(点)ということになります。

 

 副教科の倍率が高いのが特徴で、内申点を上げるためには、副教科を頑張らなければならないということになります。

  

 生徒たちには、通知表がでるたびに「副教科を頑張らないとダメだぞ!」と口をすっぱくして言い続けています。

 

 そして、これに学力検査(5教科合計500点)結果を二分の一にした250点を足した合計500点でこちらの地区の高校の合否判定はされます。

 

 さらに姫路地区は、兵庫県の第4学区に指定されており、第一志望校に対して30点の加算点があります。

 

 さて、生徒たちの通知表がだいたい出そろったので、比較してみました。

 

 「評点」は、こちらの地区では「1~5段階」で付けられます。

 

 今回から「観点」が

 

 「知識・技能」

 「思考・判断・表現」

 「主体的に学習に取り組む態度」

 

の三項目になりましたが、

 

 「A,A,A」はもちろん「5」なのですが、「A,A,B」でも「5」をもらっている生徒がいました。(私が担当している生徒に「5」をもらってきた生徒はいなかったので、他の講師の先生に見せてもらいました。)

 

 しかし、「A,A,B」なのに「4」という生徒もいました。

 

 科目によって違うのではなくて、同じ科目で、同じ評価なのに「4」だったり「5」だったりと生徒によって違うということです。

 

 もちろん「A,B,B」で「4」だったり「3」だったりもしてました。

 

 いったいどういうことなんでしょうか?

 

 不公平ではないでしょうか?

 

 以前から三者面談で「もう少しで5なんだけど...」と「4」に対して、そういう言い方をする先生がいます。

 

 生徒には、慰めにはなるかもしれませんが、「5」は「5」で、「4」は「4」です。内申点は「惜しかった分」は、加算されません。

 

 保護者の方で、そこまで言われる方はいらっしゃらないかもしれませんが、「どうして5じゃないのでしょうか。」と三者面談で判断基準を聞いておいてもらいたいです。

 

 もし聞くことが出来れば、何をどう頑張れば良いのか自分の子供に具体的に話が出来るようになると思います。

 

 ただ単に「頑張れ」と言うだけでは、生徒は何をどうすれば良いのか分からないと思います。

 

 「授業中にもう少し積極的に発表する」といったように具体的なことを教えてあげて初めて行動が出来ると思います。

 

 私も保護者の方や、生徒たちとコミュニケーションを取りながら、内申点アップの対策を考えて指導していきたいです。