中間テストの成績表が続々と出てきています。
全部出揃ったら結果発表をしたいと思います。
さて、こちらの地区の学校では、テストを生徒に返した後で、特に正答率が低かった問題についての解説があります。
数学については、解説が載っている解答が配られます。
そして、「解き直し」を宿題にされます。
生徒が出来ていなかったのに、先生に解説されなかった問題については、各自解答解説を参考にしてやり直しなさいということです。
これは、なかなか難しい宿題だと思います。
私も授業をしている数学と英語については、解き直しをさせています。
英語の解き直しにつていは、数学とちょっと違うので、また別の機会にして、数学の解き直しについて書きたいと思います。
数学の解き直しは、
①全問解き直す。
②出来なかった問題だけ解き直す。
というやり方に分かれると思います。
本当は①のやり方が良いと思います。
計算問題でミスがある生徒は、全問解き直しをするとテスト本番では、正解しているのに解き直しをしたらミスをすることがあり、(もちろん逆にテストではミスしたが、解き直しではミスなく計算出来ていることもあります。)
「符号ミスに注意しないとダメだよ。」
「しっかりとひっ算して確かめしないとダメだよ。」
などとアドバイス出来て、それが次回につながると思うので、良いと思っています。
ただし、授業コマの関係でどうしても全問解き直しが出来ない場合があります。
1コマ(50分)しか取ってない生徒に、全問解き直しをさせる時間はありません。
それでも、ミスしている問題について、自力で解き直せるものは自力で解き直してもらい、学校で解説してもらっていない問題や、解説してもらっても理解できていない問題についてこちらでさらに解説しながら解き直してもらいます。
しかし、平均点以下(まして偏差値40台)の生徒は、全問出来るようにはなかなかなりません。
平均点くらいまで、理解してもらうのが精一杯ではないでしょうか。
そもそも授業コマ内に、出来なかった問題すべてに当たれないこともあります。
残念ながら仕方がありません。授業コマを増やしてもらうようお願いしていくしかありません。
先日始まったTVドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(第一話)で、黒木先生が「中学受験は課金ゲーム」と言いました。(原作漫画では、このセリフはある受験生を持つお母さまが言われたセリフだと思います。)
ある意味それは正しいと思います。
臥龍庵に現在来ていただいている生徒さんの中に、もう少し授業コマを取っていただければ、もう少し何とか出来ると思われる生徒がいます。
お金をかけていただければ、その分の効果は出ると思います。
ただし、私自身は、
「お金が欲しい」→「授業コマを増やしてほしい」
という考えではなくて、
「生徒の成績を上げたい。」→「授業コマを増やしてほしい。」
という考えであることを常に肝に銘じていきます。
そしてこれからも、テストが終わるたびに、生徒たちには、テストの解き直しがどうして大切なのかを繰り返し話していきます。