こちらの地区では「サンテレビ」さんが、毎年高校入試の解答速報をされています。
受験生にこの番組を紹介して、自己採点させてみました。
第一志望校合格がギリギリの生徒が、過去のデータからみるとかなり合格ラインに近づく点数が取れているようで、もしかしたら逆転合格するかもしれないと分かり期待しています。
しかし、合格に余裕があると思われた生徒たちから「自己採点したら全然点数が取れてなかった。」と報告を受け、そんなことがあるのかと少し困惑しています。
兵庫模試や塾内で実施してきた「入試模擬テスト」「入試予想テスト」の結果で、5教科合計300点(平均60点くらい)近く取れる実力の生徒たちが、200点ちょっとくらい(平均40点くらい)しか取れていないと言うのです。
直近5年の兵庫県公立高校入試平均点の推移は以下です。
国語 数学 社会 理科 英語 合計(平均)
2022年 56.3 51.8 56.3 41.4 55.6 261.5
(52.3)
2021年 53.2 52.6 60.1 51.7 52.1 269.5
(53.9)
2020年 48.5 52.3 53.4 55.1 54.2 263.5
(52.7)
2019年 57.4 51.7 62.8 43.4 53.9 269.5
(53.9)
2018年 60.0 54.9 62.3 36.1 51.8 255
(53.0)
「200点ちょっとしか取れていない。」ということは、過去の平均点にすら届かない点数しか取れていないということになります。信じられません。
「1教科分足すのを忘れていないか?」と生徒たちに何度も聞き返したくらいです。
塾講師になってから、数百人の受験生の入試を見てきましたが、入試本番でここまで実力を発揮できなかったという例は初めてです。
結果が出るまで、私も気が気ではありません。