姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

臥龍庵の門をくぐる者はいっさいの甘えを捨てよ! Twitter:臥龍(がりゅう)@koumei_garyu999

体験授業からの入塾率100%

 この2月、3月は、既塾生から多人数のご紹介をいただきました。

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 この記事のあとも体験授業をたくさんしてきましたが、今回なんと全員入塾となりました。

 

 このブログを通してお問い合わせがあった方は、さすがに地区が違い過ぎて通塾は難しいということで、体験授業をしただけですが、その方を除き100%入塾ということです。

 

 日ごろから、「お友達紹介してくださいね。」と既塾生の保護者の方々には、お声がけしてはいましたが、何人もの方から「ママ友少ないんですよ。」などと言われており、あまり期待はしていなかったので、今回の状況に驚いています。

 

 保護者の方から、「(スイミングスクールやピアノ教室の待合室で)塾の話をしている保護者の方の話を聞いていると、どうも先生のところの塾の話をしてるみたいです。」との報告を受けることもありました。

 

 まぁ、そういう方々からのお問い合わせは今のところ一件も無いので、話半分に聞いていますが、(良い)評判が立っているのであれば嬉しいです。

 

 新年度からも忙しくなりそうなのですが、体調管理に今まで以上気を付けて頑張りたいと思います。

姫路南が昨年に引き続き定員割れ

 「令和6年度兵庫県公立高等学校入学者選抜合格状況」が発表されました。

www2.hyogo-c.ed.jp

 志願状況も紹介していましたが、

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姫路南が合格者ベースでも、昨年に引き続き定員割れとなりました。

 

 姫路南は、上の記事にもある通り今年度は定員を昨年の170名から175名に5名増やしていました。

 

 結果的に合格者169名だったので、定員を増やした意味がなかったということになりました。

 

 統合される姫路南の来年度入試の状況がどうなるのか、とても気になるところです。

 

 網干、赤穂は定員埋まりました。

 

 神崎、夢前、伊和、上郡、佐用、山崎といった姫路周辺地区の高校は昨年度に引き続き定員割れでした。ただし、上郡は昨年度充足率70.2%から93.5%と大幅に回復しています。

 

 姫路市周辺地区といっても交通アクセスには差がかなりありますので、比較的通いやすい上郡はねらい目になったのではないかと思います。

 

 今後もこちらの地区の高校統合は進められると思いますので、その状況(高校統合による新設校の志望状況、合格状況など)を注視していこうと思います。

サクラ咲く

 昨年度に引き続き、今年度も全員第一志望校に合格しました。

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 今年度の生徒たちは、兵庫模試などの合格判定でも心配する必要のない生徒たちでしたが、やはり実際に合格の報告を受けるまではドキドキしました。

 

 生徒たちもとても嬉しそうでした。

 

 この笑顔が見られるために、私は頑張れるんだと改めて思いました。

 

 来年度の入試においても、生徒たちの笑顔を見るためにまた頑張ります。

令和6年度兵庫県高校入試問題分析<数学>

 大問1.(1)正負の計算

     (2)文字式の計算

     (3)平方根の計算(たし算)

     (4)二次方程式 

        昨年度は過去初めて「二次方程式」の計算問題が出題されなくて驚

       きましたが、解の公式を利用する計算問題は、やはり出題されました。

     (5)反比例

        反比例の問題は、xy=aの公式の方を利用すると計算ミスを少なく

       することが出来ます。

     (6)絶対値の利用

     (7)円錐の体積

     (8)平行線と角

 

 大問1は、比較的易しかったような気がします。ここで、しっかりと24点(満点)を確保したいところです。

 

 大問2.一次関数の利用

 

 「Aプラン」「Bプラン」の料金比較問題は、平成29年度(2017年度)以来7年ぶりです。

 

 7年前は「携帯電話の料金プラン」の問題でしたが、携帯電話の料金体系が大きく変わってしまっている現状では、このパターンの問題はもう出題されないと思っていました。

 

 臥龍庵で使用しているワークの演習問題には、このパターンのものがあり、いちおう生徒たちにも練習させていたので、良かったです。

 

 大問3.(1)文字式の利用(の「整数問題」)

     (2)確率

        確率の問題は、兵庫県が好きな「大小2個のさいころをころがす」問

       題でした。これは、臥龍庵の生徒たちには必殺技を教えて、問題演習を

       かなりさせていますので、しっかり得点してくれたと思っています。

 

 大問3は、2単元からの出題になっていて、こういう出題形式は初めてだと思います。来年度は、どうなるのでしょうか?

 

 大問4.二次関数

 

 二次関数のグラフの中に「平行四辺形」が入っている問題でした。各問題集に載っている問題ではありますが、「平行四辺形」の性質を利用して解くので、「図形」の問題でもあります。

 

 座標を求める問題は、必ずといってよいほど出題されますので、求める点のx座標を「t」と置くなどして解くというやり方に慣れておいてもらいたいです。

 

 大問5.図形の証明

 

 線分の長さを求める問題は、「相似比」を使うか「三平方の定理」を使うかで計算します。

 

 「相似比」を使う場合は、対応する辺を間違えないように注意してください。

 

 「三平方の定理」を使う場合は、「直角三角形」を補助線を引いて作らないと解けないです。

 

 また、「図形の証明」問題は、今年度のように「円」が入っている問題が多いです。線が引かれていなくても「直径」や「半径」に当たる部分に補助線を引くと「二等辺三角形」ができたり、「直角三角形」ができたりして、問題を解くヒントになるケースが多いです。

 

 大問6.箱ひげ図

 

 学習指導要領の新課程で2020年度から中2で学習することになった単元です。

 入試においては、令和4年度(2022年度)から出題されています。ただし、昨年度(令和5年度)は出題されませんでした。

 

 私は、小問集合問題の方で今後も出されると予想していますが、今回のように大問で出される場合もあるので、注意は必要です。

 

 また、この大問6は、今回も「よく分からない概念(やルール)」を元に考えさせる問題になっています。

 

 今年度も「ブライアスコア」という値が出てきました。初めて聞きました。

 

 数学的な思考力を問われる問題ではありますが、国語力(読解力)も必要です。

 

 兵庫県の数学の大問6対策は、なかなか良いワークが無く、毎年こちらも指導に悩んでいます。

令和6年度兵庫県高校入試問題分析<理科>

 理科の出題予想は当たっていたでしょうか?

 

 下の記事にも書いてますが、理科は「大問集合問題」が無くなってまだ3年目なので、出題形式が固まっていないという印象を受けます。

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 今年度(令和6年度)の出題傾向は、「生物分野」「地学分野」「化学分野」「物理分野」で大問4問構成なのは3年連続で同じですが、各分野においてハッキリと2単元ずつに分けられて出題されたということになります。

 

 これは、今後も続く傾向のような気がします。

 

 「生物分野」は、予想が外れて「遺伝」の問題は出題されませんでした。

 

 「生物のふえ方」(これは、姫路市は啓林館の教科書を使っていますが、中3「生命の連続性」という単元の問題でした。)と

 「動物(人)の体のつくりとはたらき」(中2「生物の体のつくりとはたらき」の単元)でした。

 

 昨年が「植物」でしたので、今年は「動物」が出題されたということでもありますが、順番通りに出されるのでしょうか?

 

 どちらにしても来年度は「遺伝」の問題が、出題される可能性が高いと予想します。

 

 「地学分野」は、

 

 「地層の重なり」(中1「生きている地球」の単元)と

 「星座の星の動き」(中3「宇宙を観る」の単元)でした。

 

 従来でしたら、「地層」の問題+「地震」の問題という感じで同じ単元の2問構成になってましたので、明らかに違う単元を持ってきたということです。

 

 さて、臥龍庵の生徒さんの一部の学校で「天体」の問題プリントを、入試対策としてガッツリ出してきた先生がいました。

 

 その先生も、今年度の「地学分野」では「天体」の問題が出題されると予想されていたのでしょう。

 

 とても良くできたプリントでした。今年度の入試問題と同じような問題もかなり含まれていました。

 

 入試までの2週間ほど、その生徒とそのプリントにかなり突っ込んで取り組んだので、得点できてるのではないかと期待しています。

 

 「化学分野」は、

 

 「化学変化」で「気体の発生」(中1「身のまわりの物質」の単元)と

 「銅の酸化(燃焼)実験(中2「化学変化と原子・分子」の単元)」でした。

 

 「イオン」ではありませんでした。これは、来年度は出されると予想します。

 

 「物理分野」は、

 

 「力」(中3「運動とエネルギー」の単元)と

 「圧力(浮力)」(中1「光・音・力による現象」)でした。

 

 来年度は、「光・音」「電流」という単元を予想します。

 

 理科は苦手な単元が出題されるとお手上げになる生徒がいます。

 

 不得意な分野も逃げずに頑張って勉強しておいてもらいたいです。

令和6年度兵庫県高校入試問題分析<社会・地理編>

 入試本番前に、地理の出題地域予想をしました。

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 世界地理は、「全世界」パターンかなと思ってましたが、おととしも出題された「東南アジア、オセアニア」でした。

 

 「時差」問題は出ていませんでした。

 

 日本地理は、予想通り(というか、さすがに「もう出すでしょ。」の)

「九州・沖縄地方」でした。

 

 地形図の読み取り問題も当然、出題され、「地図上の長さと実際の距離」問題も出題されました。

 

 「雨温図」の問題も出ています。

 

 臥龍庵の生徒たちが「ああ、臥龍先生の言った通り、出たな。」と思って落ち着いて問題が解けていたら良いと思います。

 

 平均点などの資料が出たら、さらに分析してみたいと思います。

兵庫県高校入試「社会」の出題単元予想

 「社会」の「地理分野」は「世界地理」と「日本地理」に問題が分かれており、毎年違う地域の問題が出題されます。

 

 「世界地理」

 

 R5ーヨーロッパ・アフリカ・ラテンアメリカ

 R4ー東南アジア・オセアニア南北アメリカ

 R3ーアフリカ東岸~南アジア(インド洋周辺)

 R2ー全世界

 H31ー北米・ヨーロッパ

 H30ー全世界

 H29ーアフリカ・南米

 H28ー東南アジア・オセアニア

 H27-北米

 H26ーヨーロッパ

 H25ー全世界

 H24ーヨーロッパ・アフリカ

 H23ーオセアニア

 H22ー南北アメリカ

 H21ー東南アジア

 

 世界地理は「全世界」というパターンもあります。今年あたり出題されそうでしょうか。

 

 「日本地理」

 

 R5ー中国・四国地方

 R4ー関東・中部地方

 R3ー北海道地方

 R2ー近畿・中部地方

 H31ー中国・四国地方

 H30ー関東地方

 H29ー東北地方

 H28ー中部地方

 H27ー九州・沖縄地方

 H26-近畿地方

 H25-中国・四国地方

 H24ー中部地方

 H23ー関東地方

 H22ー近畿地方

 

 とにかく「九州・沖縄地方」が出題されていません。

 

 毎年、生徒たちに「そろそろ出るよ。」と言っては空振りしています。

 

 日本地理はどの地域が問題になっても「地形図」の読み取り問題は、必ず出題されるので、その形式の問題には慣れておく必要があります。

 

 「地図上の距離(面積という問題も過去にはありました。)」から「実際の距離(面積)」を求める問題も計算出来るようにしておきましょう。

 

 それから世界地理では「時差計算」が出来るようにしておきましょう。

 

 「雨温図」は、世界地理、日本地理どちらにも出ますので、各地域の特徴を確認しておきましょう。

 

 本番までの短い期間でも、得点アップ出来るポイントがいくつもあるのが社会です。

 

 最後まで、ポイントを絞って復習しておきましょう。