姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

臥龍庵の門をくぐる者はいっさいの甘えを捨てよ! Twitter:臥龍(がりゅう)@koumei_garyu999

授業開始時間を固定しないメリット

 臥龍庵では、授業開始時間はフリーです。

 

 一応、曜日と開始時間を決めてもらってはいますが、いろいろな理由で、遅れることもあるでしょうし、また早く来ることもあると思い、そういうシステムにしました。

 

 学習塾では普通は、授業開始時間が決められていて、その時間に遅れたらその分勉強時間が減るということになります。

 

 交通事情で遅れるなどの不可抗力ということもあるでしょうから、気の毒だなといつも思ってました。

 

 そこで、臥龍庵ではとにかく塾に来られた時間から1コマ50分勉強して帰ってもらうということにしようと思い、実施してきました。

 

 金曜日(9日)は、こちらの地区では、「(気象)警報」が出たために学校の下校時間が早くなりました。

 

 中学生は、午前中のうちに帰宅し、小学生は給食が終わり次第の帰宅となったようです。

 

 臥龍庵の塾生は、みんな早く来塾し、それぞれ16時55分、17時15分、18時10分と授業開始しました。

 

 もちろん授業終了もいつもより早かったです。

 

 おかげさまで、私も早く帰宅できました。

 

 それが一番のメリットだったかもしれません。

数あてマジック

 誕生日を当てる「電卓マジック」というものがあります。

 

 ①生まれた「月」の数字に4をかけます。

 ②この数字に9を足します。

 ③この数字に25をかけます。

 ④この数字に、生まれた「日」の数字を足します。

 ⑤この数字から225を引きます。

 ⑥この数字の左側2桁(1月~9月は、1桁)が「誕生月」で、右側2桁が「誕生日」です。

 

というものです。

 

 啓林館の「未来へひろがる 数学1」のP.81には、

 

 「どんな数字でもかまいません。はじめに整数を1つ思いうかべてください。」

 「その数字に5をたしてください。」

 「その答えを2倍してください。」

 「その答えから4をひいてください。」

 「その答えを2でわってください。」

 「その答えからはじめに思った数をひいてください。」

 

という話が載せられています。

 

 これは、

 

 ①はじめに思い浮かべた整数をnとすると

 ②n+5

 ③(n+5)×2=2n+10

 ④2n+10ー4=2n+6

 ⑤(2n+6)÷2=n+3

 ⑥n+3ーn=3

 

という計算をすることになるので、はじめに思い浮かべた数nがなくなり、結果はかならず「3」になるという問題です。

 

 上の①~⑥は、「証明」です。

 

 最初の「誕生日当てマジック」も同じようにして証明できます。

 

 さて、「コラッツ予想」という問題があるそうです。

 

 ①どんな数字でもかまいません。はじめに自然数(正の整数)を1つ思い浮かべてください。

 ②‐1.その数字が偶数であれば2で割ってください。

 ②‐2.その数字が奇数であれば3倍して、1を足してください。

 ③以下、それを繰り返してください。

 

という問題です。最後には「4→2→1」となるそうです。

 

 で、そんな単純な操作だけのこの問題が「証明されていない」というのです。

togetter.com 驚きです。

 

 数学上の未解決問題ってまだまだたくさんありますが、

ja.wikipedia.org 「フェルマーの最終定理」が完全に証明された後に残った問題は、問題を読んでも(私にはそもそも何を言ってるのか)理解不能なものばかりです。

 

 しかし、「コラッツ予想」問題は、すぐに理解できますし、小学生でも計算ができるものです。

 

 それなのに証明が84年間もの間誰にも出来ないってビックリですよね。

数学「単元テスト」の効果

 定期テスト前に実施している数学の「単元テスト(連立方程式)」を今回の期末テスト前にももちろんチャレンジさせました。

 

 中2の二人は、98点と85点でした。

 

 私が実施している「単元テスト」の精度は高く、実際に取ってくる点数と数点の違いしかない場合がほとんどです。

 

 ところが、今回は、実際の点数は20点ほど低くなりました。

 

 点数を聞いたとき、正直とても驚きました。

 

 しかし、平均点が49.9点だったので、偏差値はそれぞれ61と57でした。

 

 つまり「単元テスト」の点数に見合った偏差値は取れたということです。

 

 今回の中2の数学を見ると「数学的な思考力を問う問題」が出されていました。

 

 兵庫県の高校入試では、ここ数年このタイプの問題の出題が必ずあります。

 

 文章題もなかなか難しかったですが、「数学的な思考力」を問うタイプの文章題は、まだ慣れていない生徒が多いように感じます。

 

 平均点が50点以下というのは、少し厳しい感じはしますが、テストを作成した先生は、そういうつもりではなかったと思います。

 

 私の「単元テスト」の効果は、まだあるようなので、今後も続けていきますが、数学については、新傾向の「数学的な思考力」を問う問題に生徒たちが対応できるようにしていきます。

英語の授業をどのようにしていくか

 今回の期末テストの英語の結果は、偏差値が41~60までとかなりばらけました。

 

 教科書が変わり、内容が難しくなったので、今までと同じ授業をしていたのでは通用しなくなっている部分があるのではないかと思いました。

 

 偏差値が60だった生徒については、今まで通りに進めるとして、それ以外の生徒については、もっと基本の徹底を図っていきたいと思います。

 

 

garyu999.hatenablog.com  この中で、③の教科書本文の音読を徹底していこうと考えています。

 

 定期テストで、偏差値が50以下では、兵庫県の公立高校の入試問題にはハッキリ言って歯が立たなくなります。

 

 中3の生徒たちには、中1,2年生時の総復習をさせるとして、今まで以上に教科書を読みこませていこうと思います。

 

 まずは、今から来る生徒から始めてみます。

期末テストで結果を出せなかった生徒

 英語を教えている中2の生徒の期末テストの結果は偏差値41でした。素点で平均点よりも20点ほど下回っています。

 

 それでも前回に比べると偏差値で1ポイントアップしているので、お母さまからは「ちょっとは、頑張ってくれた。」とラインでお言葉をいただきました。

 

 そう言っていただけてありがたいですが、こちらの生徒にはまだまだやってあげられることがあると思っています。

 

 そう簡単ではないと思いますが、引き続き平均点を目標に指導していきます。

 

 さらに英語を教えている中3の生徒二人。偏差値が50と49でした。

 

 偏差値が50の生徒ですが、素点は平均点以下でした。つまり二人とも平均点以下だったということです。

 

 この二人には、今回のテスト範囲の文法である「現在完了形」をかなり教えてきましたが、実際のテストでは中1,2年生時の文法項目が多めに出ていて、そこで点数を取り切れなかった感じでした。

 

 こちらの生徒の中学校では中間テストが無かったため、今回の期末テストの範囲がいつもよりもかなり広くなってしまったことも影響していると思います。

 

 どちらにしても基本的な力が不足しています。

 

 本日より、中3の予習を止めて、中1からの総復習を開始しました。宿題でも進めてもらい、夏休み明けには中2までの復習を終わらせる予定です。

 

 もう一度一から出直させます。

 

 ちなみに英語偏差値50の生徒の数学の偏差値は46でした。見事に撃沈しました。

garyu999.hatenablog.com 悪い予感が当たっていました。

 

 こちらの生徒には、もちろん夏期講習を取っていただくのですが、「自習」にも来るようにと声をかけるつもりです。

 

 まだ先のことですが、夏休み明け実力テストでは、結果を出させてあげたいです。

期末テストの結果は微妙だった

 まだ全員分ではないですが、期末テストの成績表が出ました。

 

 正直、微妙です。

 

 悪くは無いのですが、ものすごく伸びているわけでもないです。

 

 前回のテストで、数学が悪く英語が良かったと思ったら、今回は数学が良くなっているけれども英語がイマイチだった生徒もいます。

 

 英語、数学以外の3教科(国語、理科、社会)について、期末テスト対策授業を取っていただいた生徒さんの偏差値を見ると効果があったのかどうかハッキリしません。

 

 これについては、もしテスト対策授業を取らなければ、成績が落ちていたかもしれないですが、何とも言えない感じです。

 

 保護者の方は、成績が落ちているわけではないので、「良かったです。」と言ってくれていますが、私としては、もう少し何とかしたいという気持ちです。

 

 この後は、夏休み明け実力テストまでテストはありません。

 

 夏休み中に、一学期の復習をしっかりとやっていただきます。

 

 そして、その結果をしっかりと出してもらおうと思います。

振替授業が自由にできるメリット

 本日は、中3の数学の授業でした。

 

 期末テスト直しは、先週終わってましたが、宿題にしていた「二次方程式の計算」問題が、あまり出来ていませんでした。

 

 期末テストの成績表がまだ出ていないのですが、平均点無さそうな感じです。

 

 やはりテスト前に授業が出来なかった影響は出たようです。

garyu999.hatenablog.com

 大手の塾では、当日キャンセルの場合は、体調不良だろうが何だろうが振替授業を受けられないので、仕方がありません。

 

 こちらの生徒には、本日、「二次方程式の計算」問題を一から復習し直してもらいました。

 

 ほぼ全パターン理解できた感じです。

 

 もしテスト前に今日の授業が出来ていたら、ちょうど間に合ったということでしょうか。

 

 臥龍庵では、振替授業は当日キャンセルであっても受けることにしています。

 

 通常授業は、週一で受けてもらう前提で、予習を進め、テスト対策も打てるように授業をしていますので、1コマでも飛んでしまうと計画が狂います。

 

 それを防ぐには、やはり振替授業を受けていただく必要があるということです。

 

 さらに、テスト対策授業を追加していただければ、効果は大きいと思います。

 

 期末テストの成績表が出揃うのをまずは待ちます。