「それでも地球は回っている。」とつぶやいた。
理科の「月の満ち欠け」問題がなかなか出来るようにならないので、まずは下の図で「太陽、地球、月」がどのように動いているのかを確認しました。
この図も意外に曲者で、どういう視点から見てるのか説明しないと分からないようです。「日本ってどの辺にあるの?×印書いてみて。」と言ったら、「地球」と書いてあるところに「×」印を付けてくれました。
またこの図だけで説明しようとすると、常に「月食」が起きてしまうと勘違いするようです。
それやこれやで、さらに下図のように「太陽の周りを地球が回ってるんだ」と話すと
生徒に「えっ!そうなの?」と言われました。
驚きました。まさかここに「天動説」信者がいようとは。。。
一番上の図で「月が地球の周りを回っている」ことは問題なく理解できていたようです。しかし、その図では地球と太陽の動きが書かれていませんので、「太陽が地球の周りを回っている」と理解していたようです。
まぁ、生徒がそう理解していたことに、今の時点で気が付いて良かったです。
と、ここまで書いてきていろいろ調べてみると、どうやらそう簡単な問題ではなかったことが分かりました。
そもそも小学校の授業では「地球の自転、公転」は教えていない。「学習指導要領」に書いてないのです。
塾で小学生何人かに「地面に棒を立てたら影ができます。その影が動くのはどうしてですか?」と質問してみました。
「分からない」と答えた小4の児童もいました。もちろん「地球は太陽の周りを回っている」ということも知らないと言われました。
「太陽が動いているから。」と答えた小6の児童もいました。
過去においてSNS上でかなりの論議を呼んだという話を知りました。
理科は暗記科目と高をくくっていた自分に反省です。