姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

臥龍庵の門をくぐる者はいっさいの甘えを捨てよ! Twitter:臥龍(がりゅう)@koumei_garyu999

中学受験まであと29日

 「それでも地球は回っている。」とつぶやいた。

 

 理科の「月の満ち欠け」問題がなかなか出来るようにならないので、まずは下の図で「太陽、地球、月」がどのように動いているのかを確認しました。

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 この図も意外に曲者で、どういう視点から見てるのか説明しないと分からないようです。「日本ってどの辺にあるの?×印書いてみて。」と言ったら、「地球」と書いてあるところに「×」印を付けてくれました。

 

 またこの図だけで説明しようとすると、常に「月食」が起きてしまうと勘違いするようです。


 それやこれやで、さらに下図のように「太陽の周りを地球が回ってるんだ」と話すと

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 生徒に「えっ!そうなの?」と言われました。


 驚きました。まさかここに「天動説」信者がいようとは。。。

 

 一番上の図で「月が地球の周りを回っている」ことは問題なく理解できていたようです。しかし、その図では地球と太陽の動きが書かれていませんので、「太陽が地球の周りを回っている」と理解していたようです。

 

 まぁ、生徒がそう理解していたことに、今の時点で気が付いて良かったです。

 

 と、ここまで書いてきていろいろ調べてみると、どうやらそう簡単な問題ではなかったことが分かりました。

 

 そもそも小学校の授業では「地球の自転、公転」は教えていない。「学習指導要領」に書いてないのです。

 

 塾で小学生何人かに「地面に棒を立てたら影ができます。その影が動くのはどうしてですか?」と質問してみました。

 「分からない」と答えた小4の児童もいました。もちろん「地球は太陽の周りを回っている」ということも知らないと言われました。

 「太陽が動いているから。」と答えた小6の児童もいました。

 

 過去においてSNS上でかなりの論議を呼んだという話を知りました。

 

 理科は暗記科目と高をくくっていた自分に反省です。