令和2年度出題傾向分析
<理科>平均点は55.1点(一昨年は43.4点、その前はなんと36.1点)
4分野(生物、化学、地学、物理)の問題構成、配点も毎年同じです。
4分野の出題単元は、上手く回している感じがします。過去数年出ていない単元は厚目に勉強しておく方が良いかと思います。
「大問1」小問集合(8問16点)
1(1)(2)光の性質「光の屈折」(正答率69.3%)
2(1)(2)人の器官「目の構造と筋肉の動き」(77.5%)
3(1)(2)気体とその性質「炭酸カルシウムと塩酸の反応」(69.1%)
4(1)(2)太陽と地球「地球の自転と公転」(69.0%)
「大問2」生物の成長と増え方、植物・動物のなかま(「生物」7問21点)
過去の出題単元は
H31ー人の体
H30ー植物の発芽
H29ー植物
H28ー生命を維持する働き
です。
1(1)実験操作(正答率18.8%)
(2)実験結果の処理(67.3%)
(3)実験結果の考察(66.2%)
(4)植物のなかま分け(72.4%)
2(1)染色体数の比較(36.6%)
(2)脊椎動物のなかま分け(54.0%)
(3)動物のなかま分けにおける表の読み取り(35.7%)
「大問3」化学変化とイオン(「化学」7問21点)
過去の出題単元は
H31ー酸とアルカリ
H30ー物質の性質と反応
H29ー水溶液とイオン
H28ー化学反応
です。
1.水溶液とイオン
(1)塩化銅水溶液の電気分解(正答率58.9%)
(2)塩化銅の分離式(60.5%)
(3)イオンの生成と電解質(70.7%)
2.水溶液の性質
(1)溶解度曲線の読み取り(81.9%)
(2)溶解度曲線の読み取り(70.1%)
(3)再結晶量の読み計算(36.4%)
(4)水溶液の濃度(34.9%)
「大問4」大地の変化(「地学」7問21点)
過去の出題単元は、
H31ー気象
H30ー天体の見かけの動き
H29ー天気
H28-岩石や地層
です。
1.地層の重なりと過去のようす
(1)柱状図の読み取り(正答率32.2%)
(2)柱状図の読み取り(51.6%)
(3)地層の傾きの読み取り(29.6%)
(4)柱状図の作成(56.7%)
(5)緊急地震速報(82.9%)
2.地震の伝わり方と地球内部の働き
(1)断層の生じ方(85.4%)
(2)プレートによる地震のしくみ(68.1%)
「大問5」電流の性質とその利用(「物理」7問21点)
過去の出題単元は
H31ー力の働き
H30ー電気
H29ー小球の運動
H28ー電流
です。
1.エネルギーの変換
(1)手回し発電機によるエネルギー変換(正答率67.9%)
(2)実験結果の考察(32.9%)
(3)電力量の計算(17.7%)
2.回路と電流・電圧
(1)抵抗値の計算(61.2%)
(2)並列回路の計算(28.7%)
(3)直列回路の計算(30.7%)
(4)抵抗のつなぎ方(36.1%)