姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

臥龍庵の門をくぐる者はいっさいの甘えを捨てよ! Twitter:臥龍(がりゅう)@koumei_garyu999

塾講師とSDGs

 こちらの地区で4月より使われる英語の教科書で

SDGs」について取り上げられるので

garyu999.hatenablog.com 少しづつ勉強しています。

 

 そして、生徒たちにどうやって教えていくか考えています。

 

 まずは、「SDGs」の日本語訳をどうするか。東京書籍がどう訳すか楽しみです。

 

 外務省のHPをみると

www.mofa.go.jp 

 Sustainable Development Goals(SDGs)は、

「持続可能な開発目標」と訳されています。

 

 英辞郎on the WEBによると

 

 「sustainable」

 1.維持(持続)できる、持ちこたえられる、耐えうる

 2.<環境>持続可能な、環境を壊さず利用可能な、地球にやさしい

 

とあります。

 

 個人的には、「地球にやさしい」という訳が気に入りました。

 

 同じく外務省HP上の

 各種参考資料

 の英語本文P.2 2~3行目に

the three dimensions of sustainable development: the economic, social and environmental.

とあります。

 

 仮訳では

 「持続可能な開発の三側面、すなわち経済、社会及び環境

となっております。

 

 「development」は「経済、社会及び環境開発」ということでしょう。

 

 以上を踏まえて、今のところ生徒たちには、

 

 Sustainable Development Goals(SDGs)は、

「地球にやさしい経済、社会及び環境の開発目標」

 

という訳で教える予定です。

 

 さて、SDGsには17の目標(Goal)と169のターゲット(target)があります。

 

 塾講師の立場としては、17の目標(Goals)のうち

 

 Goal4.Ensure inclusive and equitable quality education and promote lifelong           

                 learning opportunities for all

 「すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、

  生涯学習の機会を促進する」

 

に注目します。

 

 内容を見ていく前に、まず生徒に質問されそうなことを調べておきます。

 

 「”goal”と”target”はどう違いますか?」

 

 「goal」は、長期的な大目標

 「target」は、短期的な小目標

 

ということだそうです。

 

 つまりSDGsにおいては、

 

 「最終的に達成したいgoal」を実現するために

 「さらに細かくtargetを設定する」しているということです。

 

 では、Goal4についてみていきます。まずは単語の意味から

 

・「ensure」は、「en(する)+sure(確実に)」

 「(~を)確実にする、保証する、請け負う、確保する」

・「inclusive」は、

 「全てを含んだ、包括的な、包含的な、包摂的な」

という意味で、「education」にかかるので、

inclusive education」を調べると、

「統合教育◆障害児が健常児と一緒に教育されることをいう。」だそうです。

「障害がある」ということを英語では「challenged」という差別に配慮した言葉を使っていると現在使用されている『三省堂 NEW CROWN』で勉強しました。

 日本語においても別の適切な表現があればそれを使いたいと思います。

・「equitable」

 「公平な、公正な◆すべての人に対して扱いが同じである◆」

・「quality」は、名詞ではなく形容詞で

 「質の良い(高い)」

・「promote」は、

 「(~の成長や発展を)促進(助長)する」

・「lifelong」は、

 「一生の、生涯にわたる」

で「lifelong leraning」は、「生涯学習」ということになります。

・「opportunities」は、「opportunity」の複数形

 「良い機会、好機」

 

 私の日本語訳は、

「すべての人に、障がいのある人とない人が一緒になって受けられる教育、公平で質の高い教育を保証し、生涯学習の機会を促進する。」

となります。

 

 Goal4には10のターゲット(targets)があります。

 

 これについては、もう少し勉強していきます。