臥龍庵には、他塾に通いながらこちらにも来ていただいている中3生がいます。
その内の一人は、先日推薦合格を勝ち取った生徒です。
その生徒の通っている塾では、推薦入試対策が出来ないという事で臥龍庵に来ていただきました。
一般入試組で他塾生が来ているのも、やはり臥龍庵ではやっているけど他塾ではやっていないことがあるからです。
といっても特別なことはしていないです。
受験生に過去問をやらせている塾は多いと思います。
そして、過去問といえば「赤本」です。
実は、私はこの「赤本」をほとんど受験指導に使っていません。
数学の「大問1」だけを受験対策として特別にさせるのではなく、授業開始直後のウォーミングアップとして受験生にやらせるだけです。
もちろん過去問で分からない問題があると生徒から質問があれば、解説しています。
そして生徒からの質問に対応するために、何種類か出ている過去問集の中から『赤本』ではなく、
を買って使っております。
こちらの過去問集の数学の解説が、生徒に指導する上で分かりやすいと思いました。
さて、では受験生に何をやらせているのかといえば『予想テスト』です。
ただし、3回分問題がありますが、新年度の問題集を買うと問題が新しくなっているのが1回分だけで、2回は前年度と同じ問題という残念な問題集でもあります。
これは是非改善してもらいたいです。
そして『兵庫県版入試6回』です。
www.gakusho.com この『兵庫県版入試6回』は、今年度限りで廃版になるそうです。
出版社に電凸(電凸・電突(でんとつ)とは、企業、マスコミ、宗教団体、官庁、政治家、政党などに対して電話をかけるなどして、組織としての見解を問いただす行為のこと。)したのですが、復活の予定は全くないと言われました。
入試対策にはとても良い教材だと思い、ずっと使っていたのですごく残念です。
とにかく『予想テスト』と『兵庫県版入試6回』は、ずっと使ってきたので、〇〇高校合格者は、○○点取っていたというデータをある程度持つことが出来ました。
そのデータは、やはり貴重です。
例えば、同じ問題ではありませんし、ここ2,3年で英語の出題形式が変わっていますので、単純比較は出来ませんが、昨日『予想テスト』「英語第2回」で44点の生徒がいました。
その生徒は「全然出来んかった。私これで大丈夫なんやろか?」と言っていたので、
「あなたの第一志望校の過去の合格者がだいたいそのくらいの点数だった。」
と話をしました。
生徒の気持ちを受験本番に向けて上げていくのは、受験指導においては大事だと思います。
もちろん油断させてもいけませんが・・・
ちなみに国際文化科に推薦合格した生徒にも『兵庫県版入試6回』の英語だけチャレンジさせてみたのですが、ただ一人90点オーバーで、さすがに英語力を認められて合格しただけのことはありました。
今年のデータも来年度の受験生の第一志望校決定の参考にさせてもらおうと思っています。