姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

臥龍庵の門をくぐる者はいっさいの甘えを捨てよ! Twitter:臥龍(がりゅう)@koumei_garyu999

令和6年度兵庫県高校入試問題分析<理科>

 理科の出題予想は当たっていたでしょうか?

 

 下の記事にも書いてますが、理科は「大問集合問題」が無くなってまだ3年目なので、出題形式が固まっていないという印象を受けます。

garyu999.hatenablog.com

 今年度(令和6年度)の出題傾向は、「生物分野」「地学分野」「化学分野」「物理分野」で大問4問構成なのは3年連続で同じですが、各分野においてハッキリと2単元ずつに分けられて出題されたということになります。

 

 これは、今後も続く傾向のような気がします。

 

 「生物分野」は、予想が外れて「遺伝」の問題は出題されませんでした。

 

 「生物のふえ方」(これは、姫路市は啓林館の教科書を使っていますが、中3「生命の連続性」という単元の問題でした。)と

 「動物(人)の体のつくりとはたらき」(中2「生物の体のつくりとはたらき」の単元)でした。

 

 昨年が「植物」でしたので、今年は「動物」が出題されたということでもありますが、順番通りに出されるのでしょうか?

 

 どちらにしても来年度は「遺伝」の問題が、出題される可能性が高いと予想します。

 

 「地学分野」は、

 

 「地層の重なり」(中1「生きている地球」の単元)と

 「星座の星の動き」(中3「宇宙を観る」の単元)でした。

 

 従来でしたら、「地層」の問題+「地震」の問題という感じで同じ単元の2問構成になってましたので、明らかに違う単元を持ってきたということです。

 

 さて、臥龍庵の生徒さんの一部の学校で「天体」の問題プリントを、入試対策としてガッツリ出してきた先生がいました。

 

 その先生も、今年度の「地学分野」では「天体」の問題が出題されると予想されていたのでしょう。

 

 とても良くできたプリントでした。今年度の入試問題と同じような問題もかなり含まれていました。

 

 入試までの2週間ほど、その生徒とそのプリントにかなり突っ込んで取り組んだので、得点できてるのではないかと期待しています。

 

 「化学分野」は、

 

 「化学変化」で「気体の発生」(中1「身のまわりの物質」の単元)と

 「銅の酸化(燃焼)実験(中2「化学変化と原子・分子」の単元)」でした。

 

 「イオン」ではありませんでした。これは、来年度は出されると予想します。

 

 「物理分野」は、

 

 「力」(中3「運動とエネルギー」の単元)と

 「圧力(浮力)」(中1「光・音・力による現象」)でした。

 

 来年度は、「光・音」「電流」という単元を予想します。

 

 理科は苦手な単元が出題されるとお手上げになる生徒がいます。

 

 不得意な分野も逃げずに頑張って勉強しておいてもらいたいです。

令和6年度兵庫県高校入試問題分析<社会・地理編>

 入試本番前に、地理の出題地域予想をしました。

garyu999.hatenablog.com

 世界地理は、「全世界」パターンかなと思ってましたが、おととしも出題された「東南アジア、オセアニア」でした。

 

 「時差」問題は出ていませんでした。

 

 日本地理は、予想通り(というか、さすがに「もう出すでしょ。」の)

「九州・沖縄地方」でした。

 

 地形図の読み取り問題も当然、出題され、「地図上の長さと実際の距離」問題も出題されました。

 

 「雨温図」の問題も出ています。

 

 臥龍庵の生徒たちが「ああ、臥龍先生の言った通り、出たな。」と思って落ち着いて問題が解けていたら良いと思います。

 

 平均点などの資料が出たら、さらに分析してみたいと思います。

兵庫県高校入試「社会」の出題単元予想

 「社会」の「地理分野」は「世界地理」と「日本地理」に問題が分かれており、毎年違う地域の問題が出題されます。

 

 「世界地理」

 

 R5ーヨーロッパ・アフリカ・ラテンアメリカ

 R4ー東南アジア・オセアニア南北アメリカ

 R3ーアフリカ東岸~南アジア(インド洋周辺)

 R2ー全世界

 H31ー北米・ヨーロッパ

 H30ー全世界

 H29ーアフリカ・南米

 H28ー東南アジア・オセアニア

 H27-北米

 H26ーヨーロッパ

 H25ー全世界

 H24ーヨーロッパ・アフリカ

 H23ーオセアニア

 H22ー南北アメリカ

 H21ー東南アジア

 

 世界地理は「全世界」というパターンもあります。今年あたり出題されそうでしょうか。

 

 「日本地理」

 

 R5ー中国・四国地方

 R4ー関東・中部地方

 R3ー北海道地方

 R2ー近畿・中部地方

 H31ー中国・四国地方

 H30ー関東地方

 H29ー東北地方

 H28ー中部地方

 H27ー九州・沖縄地方

 H26-近畿地方

 H25-中国・四国地方

 H24ー中部地方

 H23ー関東地方

 H22ー近畿地方

 

 とにかく「九州・沖縄地方」が出題されていません。

 

 毎年、生徒たちに「そろそろ出るよ。」と言っては空振りしています。

 

 日本地理はどの地域が問題になっても「地形図」の読み取り問題は、必ず出題されるので、その形式の問題には慣れておく必要があります。

 

 「地図上の距離(面積という問題も過去にはありました。)」から「実際の距離(面積)」を求める問題も計算出来るようにしておきましょう。

 

 それから世界地理では「時差計算」が出来るようにしておきましょう。

 

 「雨温図」は、世界地理、日本地理どちらにも出ますので、各地域の特徴を確認しておきましょう。

 

 本番までの短い期間でも、得点アップ出来るポイントがいくつもあるのが社会です。

 

 最後まで、ポイントを絞って復習しておきましょう。

兵庫県高校入試「理科」の出題単元予想

 兵庫県の高校入試「理科」は、令和4年度入試から、「大問集合」問題が無くなり、「生物」「地学」「化学」「物理」の順番での大問4問構成になっています。

 

 過去の出題単元は、以下のようになっています。

 

<生物分野>

 R5-植物の体のつくり、生物と環境

 R4ー感覚と運動の仕組み

 R3ー植物のからだのつくり、遺伝

 R2ー植物と動物の細胞分裂

 H31ー人の体

 H30ー植物の発芽

 H29ー植物

 H28ー生命を維持する働き

 

 生物分野は「植物」か「動物(といっても「人」がほとんど)」の問題になるのですが、昨年度「植物」の問題だから今年は「動物」とは限らないので、注意が必要です。

 

 私は「植物」分野だろうが「動物」分野だろうが「遺伝」の問題が出るのではないかと予想しています。

 

 「まる型、しわ型の豆」の問題は、入試ですと「孫世代」さらには「ひ孫世代」までの比率計算をさせられるので、苦手な生徒さんには見直しをさせています。

 

<地学分野>

 R5-天気、空気中の水蒸気量

 R4ー岩石と地震

 R3-太陽系

 R2-地層と地震

 H31ー気象

 H30ー天体の見かけの動き

 H29ー天気

 H28-岩石や地層

 

 地学分野は「天体」の問題を予想しています。「月」などの見え方の問題を苦手にしている生徒さんが多く、よく見直しをしておくようにと話をしています。

 

<化学分野>

 R5-混合物の蒸留、物質のとけ方と再結晶

 R4ー化学反応とイオン

 R3-化学変化と物質の質量

 R2-水溶液とイオン

 H31ー酸とアルカリ 

 H30ー物質の性質と反応

 H29ー水溶液とイオン

 H28ー化学反応

 

 化学分野は。とにかく「イオン」をしっかり見直しておくようにと話をしています。

 

<物理分野>

 R5-電圧と電流の関係、エネルギーの変換

 R4ー電気とエネルギー、運動とエネルギー

 R3-光・音による現象

 R2-電気

 H31ー力の働き

 H30ー電気

 H29ー小球の運動

 H28ー電流

 

 物理分野は「光・音・力」の問題を予想します。

 

 入試(3月12日)まであと1週間です。

 

 苦手な分野が出題されても慌てずにすむように復習しておきましょう。

公立高校の志願倍率が確定 統合予定の高校がほぼ軒並み定員割れ

 志願者の出願状況が確定しました。

 

 今年度も昨年度に引き続き第4学区の公立高校は「定員割れ」の高校が多いです。

www2.hyogo-c.ed.jp

 上記HPで

兵庫県公立高等学校学力検査等の志願状況等(3月12・13日実施)

の「特別出願後確定数 R6.3.1」で、ご確認ください。

 

 そもそも第4学区の全体倍率が

 

 R4(1.00倍)、R5(0.99倍)、R6(0.99倍)

 

と昨年度より定員割れを起こしており、理論的には第4学区の中3生全員が公立高校へ進学できるという状況にあるのです。

 

 さて、その定員割れの高校の中で特に「統合予定の高校」の定員割れが気になりました。

 

 姫路では、まず「姫路南、網干、家島」の3校が2025年度(令和7年度)に統合されます。

 

 新高校名は「姫路海城(かいじょう)」です。校舎(校地)は最終的には現・姫路南校になります。

 

 ただし、旧・網干、家島に統合前に入学した生徒さんは、卒業するまで旧・校舎に通うことになります。

 

 つまり(臥龍庵から網干を受験される生徒さんもいますので、その生徒さんを含め)今年度入学する生徒さんが卒業するときは、旧・校舎には3年生しかいないという状況になるということです。

 

 家島は以前から定員割れでしたが、昨年度「姫路南、網干」が入学者ベースで定員割れを起こし、大変驚きました。

 

 しかし、たとえ志願者ベースで定員割れを起こしていても、兵庫県の高校は複数志願制ですので、第2志望から回ってくる生徒さんがいます。

 

 そのため最終的には定員が埋まるという状況がいままではありました。

 

 ところが、例えば姫路南では昨年度の最終志願者状況が155人(定員170人)、第2志望81人でしたが、合格者は168人と定員割れでした。

 

 つまり第1志望の生徒が全員合格し、第2志望からは、14人回ってきた(第1志望155人のうち実際の受験者が154人でした。)けれどもそれでも定員割れだったということです。

 

 これは網干も同じ状況で、最終的に定員割れしました。

 

 今年度も姫路南は、第1志望最終志願者166人(定員175人と昨年度より5人増です。)、第2志望67人です。

 

 昨年よりは、第1志望が増えていますので、最終的には定員割れはないかもしれません。これは、網干も同じです。

 

 志願倍率

 

 姫路南 R5年 0.91倍 R6年 0.95倍

 網干  R5年 0.80倍 R6年 0.94倍

 家島  R5年 0.07倍 R6年 0.13倍

 

 では、市立の統合はどうでしょうか。

 

 「市立姫路、市立琴丘、市立飾磨」の3校が2028年度(令和8年度)に統合されます。

 

 志願倍率は、

 

 市立姫路 R5年 1.31倍 R6年 0.99倍 

 市立琴丘 R5年 1.41倍 R6年 1.05倍

 市立飾磨 R5年 1.08倍 R6年 1.02倍

 

となりました。

 

 市姫が定員割れしたのは初めてではないでしょうか。

 

 保護者の方から統合に関して一番お問い合わせが多いことは

 

 「統合される高校の学力レベルがかなり違うが、統合された場合の学力レベルはどうなるのか?」

 

です。確かに気になります。

 

 私が、他の県の状況を調べた限りでは

 

 「統合される学校で学力レベルが一番高い学校の学力に合うことになる」

 

です。

 

 姫路の場合もそうなるのではないかと私は思っていて、保護者の方にもそういう話をさせてもらってます。

 

 統合予定の高校で、旧校舎に後輩が入ってこない高校が不人気になるということはなんとなく理解できますが、校舎が残る高校まで定員割れするのはどうしてでしょうか?

 

 統合されることにより入学した高校の学力レベルが思っていたのと違うことになるという不確定要素がそうさせるのでしょうか?

 

 統合される高校の今後の状況も引き続き注意してみていこうと思います。

体験授業が多かった

 この2月は、体験授業のリクエストがそこそこありました。

 

 はてなブログ経由のお問い合わせもありました。

 

 それはこのブログを始めた理由(ブログが塾の宣伝になる)でもあるので、ブログを続けてきて良かったと思っています。

 

 臥龍庵を立ち上げてから体験授業から入塾に至った入塾率は、30%ほどです。

 

 既塾生からの紹介でも入塾に至らなかった例があります。

 

 以前にも書きましたが、臥龍庵の体験授業は保護者の方も見学できます。

garyu999.hatenablog.com

 そのことが裏目に出て入塾にならなかった場合もあったかもしれませんが、今のところこのスタイルを変えるつもりはありません。

 

 児童や生徒だけではなく、保護者の方にも私のありのままを見ていただき、判断して来ていただければと思っています。

覆水盆に返らず

 いまだに「はてなブログ」の使い方が分かってないです。

 

 「写真を投稿」する機能がありますが、過去に張り付けた写真が「Fotolife」というフォルダーに入って残っています。

 

 同じ写真が複数残っていたり、取り込みに失敗した写真などもあったりしていたので、「削除」しました。

 

 削除しているうちに気が付いたのですが、削除した写真は元記事上でも表示されなくなるんですね。

 

 元のデータが無い写真がほとんどですので、復活はできません。

 

 後の祭りです。