理科の出題予想は当たっていたでしょうか?
下の記事にも書いてますが、理科は「大問集合問題」が無くなってまだ3年目なので、出題形式が固まっていないという印象を受けます。
今年度(令和6年度)の出題傾向は、「生物分野」「地学分野」「化学分野」「物理分野」で大問4問構成なのは3年連続で同じですが、各分野においてハッキリと2単元ずつに分けられて出題されたということになります。
これは、今後も続く傾向のような気がします。
「生物分野」は、予想が外れて「遺伝」の問題は出題されませんでした。
「生物のふえ方」(これは、姫路市は啓林館の教科書を使っていますが、中3「生命の連続性」という単元の問題でした。)と
「動物(人)の体のつくりとはたらき」(中2「生物の体のつくりとはたらき」の単元)でした。
昨年が「植物」でしたので、今年は「動物」が出題されたということでもありますが、順番通りに出されるのでしょうか?
どちらにしても来年度は「遺伝」の問題が、出題される可能性が高いと予想します。
「地学分野」は、
「地層の重なり」(中1「生きている地球」の単元)と
「星座の星の動き」(中3「宇宙を観る」の単元)でした。
従来でしたら、「地層」の問題+「地震」の問題という感じで同じ単元の2問構成になってましたので、明らかに違う単元を持ってきたということです。
さて、臥龍庵の生徒さんの一部の学校で「天体」の問題プリントを、入試対策としてガッツリ出してきた先生がいました。
その先生も、今年度の「地学分野」では「天体」の問題が出題されると予想されていたのでしょう。
とても良くできたプリントでした。今年度の入試問題と同じような問題もかなり含まれていました。
入試までの2週間ほど、その生徒とそのプリントにかなり突っ込んで取り組んだので、得点できてるのではないかと期待しています。
「化学分野」は、
「化学変化」で「気体の発生」(中1「身のまわりの物質」の単元)と
「銅の酸化(燃焼)実験(中2「化学変化と原子・分子」の単元)」でした。
「イオン」ではありませんでした。これは、来年度は出されると予想します。
「物理分野」は、
「力」(中3「運動とエネルギー」の単元)と
「圧力(浮力)」(中1「光・音・力による現象」)でした。
来年度は、「光・音」「電流」という単元を予想します。
理科は苦手な単元が出題されるとお手上げになる生徒がいます。
不得意な分野も逃げずに頑張って勉強しておいてもらいたいです。