令和2年度出題傾向分析
<社会>平均点は53.4点(一昨年は62.8点)
地理(35点)歴史(35点)公民(30点)と配点は毎年同じです。
符号選択問題の配点が85点と高いです。この傾向は変わらないと思われますが、適当に選んで正解するという簡単なものではありませんので、正確な知識が求められます。
「大問1」地理
1.世界地理(全世界)
過去の出題地域は
H31ー北米・ヨーロッパ
H30ー全世界
H29ーアフリカ・南米
H28ー東南アジア・オセアニア
H27-北米
H26ーヨーロッパ
H25ー全世界
H24ーヨーロッパ・アフリカ
H23ーオセアニア
H22ー南北アメリカ
H21ー東南アジア
です。
(1)対せき点(正答率76.6%)
(2)世界の気候(52.1%)
(3)世界の農業(74.9%)
(4)日本の主な資源の輸入国(34.3%)
(5)主な国の発電量(29.5%)
(6)各国の貿易の特徴(34.0%)
2.日本地理(近畿・中部地方)
過去の出題地域は
H31ー中国・四国地方
H30ー関東地方
H29ー東北地方
H28ー中部地方
H27ー九州・沖縄地方
H26-近畿地方
H25-中国・四国地方
H24ー中部地方
H23ー関東地方
H22ー近畿地方・・・これ以前は地方問題は出ていませんでした。栄えある第1回は当然地元の問題でした。
過去において(私が知っている限り)「北海道地方」が出題されたことはありません。
来年度は「九州地方」がねらい目でしょうか?
(1)地形の特徴(49.5%)
(2)防災対策(90.1%)
(3)近畿・中部地方の農業(46.1%)
(4)近畿・中部地方の工業(30.2%)
(5)①地形図の読み取り(45.8%)
(5)②標高差の読み取り(63.5%)
(5)③土地利用(54.7%)
「大問2」歴史
1.文化を通してみる日本の歴史
(1)①律令制度(正答率73.2%)
(1)②摂関政治(79.4%)
(1)③承久の乱(69.1%)
(1)④古代の文化(53.3%)
(2)①中世の文化(24.5%)
(2)②中世と近世の文化(47.1%)
(2)③江戸時代の文化と産業の発達(18.8%)
(3)①19世紀前半のヨーロッパ(32.7%)
(3)②江戸時代の貿易(80.6%)
(3)③江戸時代後期の国際関係(66.2%)
2.近・現代における日本の農業と経済
(1)明治時代の土地制度(47.9%)
(2)明治時代の農村(32.7%)
(3)20世紀前半の対外政策と国内情勢(48.2%)
(4)農地改革(52.2%)
「大問3」公民
1.経済のグローバル化
(1)①国際分業(正答率87.1%)
(1)②神戸港の貿易額(85.1%)
(2)為替相場(47.1%)
(3)経済活動の自由(32.4%)
(4)①貿易の自由化(69.3%)
(4)②貿易に関する国際機関(39.2%)
2.まちづくりとその課題
(1)地方分権(40.0%)
(2)高度経済成長期の都市部(68.1%)
(3)①住民参加(44.8%)
(3)②対立と合意形成(64.2%)
(4)①世帯数や人口数の変化(72.1%)
(4)②ニュータウンの再生(33.2%)
以上、ここまで5教科の出題傾向を分析してきました(もちろん毎年やっています)が、こういう風に何かに書き留めてはいませんでした。
塾で受験生にこのまま見せて使おうと思います。
(参考資料)
・令和2年度兵庫県公立高等学校入学者選抜学力検査に関する実施結果について(詳細)
https://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/R2senbatu/R2gakuryokukensasyousai.pdf