春期講習では、5教科全て総復習をさせています。
その中で、新中3の社会(地理)の問題に以下のようなものがありました。
問1.「日本の港湾における貿易額第1位(2020年)である成田国際空港から輸出されるもののうち、輸出額が最も多いものを、次のア~エから選び、記号で答えなさい。」
ア.半導体などの電子部品 イ.アルミニウム ウ.衣類 エ.自動車
問2.「日本が最も多く石油を輸入している国を、次のア~エから選び、記号で答えなさい。」
ア.ナイジェリア イ.イラン ウ.インドネシア エ.サウジアラビア
社会の平均偏差値60の生徒の答えは、問1.エ、問2.ウ
社会の平均偏差値40の生徒の答えは、問1.ア、問2.エ
う~ん。何なのでしょうか?謎です。
さて、兵庫県の高校入試の社会(日本地理)でよく出題される問題に「雨温図」の読み取りがあります。
もちろん世界地理でも出ます。今年度(令和4年度)も「雨温図」の表示はありませんでしたが、「気温と年間降水量」の表で考える問題が出されました。
日本の場合は、以下の6パターンを覚えてもらう必要があります。
私は、以前、受験対策で中3生の集団授業もしていて、授業が出来る講師がいなかったので、社会を担当していました。
その時に、この「雨温図」の教え方は、とてもシンプルにしてました。
「北海道」は「気温が左右で0℃以下になってる。」
上の図では⑤です。
「中央高地」は「気温が左で0℃以下か近くになっている。」
上の図では①です。
「日本海側」は「降水量(ただし雪だよ!!)が左右で高くなっている。」
上の図では②です。
「太平洋側」は「降水量が中央付近で高い。」
上の図では③です。
「瀬戸内」は「降水量が全体的に低い。」
上の図では⑥です。
「南西諸島」は「気温が年間を通して高め。」
上の図では④です。
という感じです。
兵庫県の高校入試問題(社会)を十数年分チェックしましたが、こういう教え方で十分であると思っています。
今回の春期講習においてもこの教え方で通しています。