日本人の英語の発音が上手くならない原因の一つに、「ローマ字」の存在があると思います。
日本語に「ローマ字」があるために、日本人が英語を読もうとすると、ローマ字で読んでしまうのです。
いわゆるカタカナ英語です。
『教科書ガイド』でさえ、英単語にカタカナでルビを振っています。
私が英語を教えている生徒のほとんど(というかほぼ全員)も、ノートや教科書の英単語の上や下にカタカナで発音のルビを振っています。
まぁ、これは日本人が外国語を学習する際の強力なツールであるという一面がありますので、そのことを一概に否定は出来ません。
私も、それを絶対やってはいけないとまでは言いません。
発音指導に関しては、少し問題があるということです。
英語を教える先生が、カタカナで書いた発音と実際の発音が違うということをしっかり認識して、教えてあげられるのであれば良いと思います。
そして、カタカナでルビを振るにしても、実際の発音に近いものにすれば良いと思います。
例えば「apple(りんご)」であれば、外来語表記(カタカナ表記)で「アップル」となり、そう発音する生徒も多いです。
『教科書ガイド』では「あぷる」とひらがなでルビが振られています。「アポー」とルビを振っているものもあります。
私は、カタカナでルビを振る生徒がいたら「エポー」とルビを振ってもらっています。もちろん実際に発音させています。
そして、ここで重要になるのが「アルファベット フォニックス練習」です。
生徒に確認すると小学校でもその練習を実施している先生がいらっしゃるようです。
それは是非徹底してやっていただきたいです。
今年も新中1生を何人か担当し、英語を教えていますが、フォニックスを「習った!」と言った生徒でもまだ上手くできません。
そこで、私の英語の授業では、ウォーミングアップとして「アルファベット フォニックス練習」をさせています。
私は、英語の発音には自信がありますので、私のフォニックス発音で教えることが出来ますが、「YouTube」にもたくさん動画がアップされていて、ものすごく良いものもありますので、それを生徒に見せながら練習させています。
一番利用しているのは、
www.youtube.comです。これの新バージョンもありますが、単語が少し難しくなっているので、この旧バージョンを利用しています。
最近見つけたものでは、
www.youtube.comが良いです。
アルファベット順ではなくて、例えば「s」と「z」の発音の違いに注目させて練習させているところが面白いですし、良いと思います。
アルファベッド順である程度練習が出来たら、この方法で練習させたら良いと思います。
保護者の世代(もちろん私もですが)では、アルファベットは「エー、ビー、シー・・・」あるいは「エイ、ビー、スィー・・・」とでしか習っていないと思います。「フォニックス」なんて聞いたこともなかったと思います。
ご自宅でも是非「フォニックス」で練習させてほしいです。
この練習を積むと発音が上手くできるようになります。そして、それとともに聞き取り(リスニング)も上手くできるようになります。
私の英語の授業では、アルファベットをフォニックスで練習をさせていきます。