算数(数学)については、ノートに以下のように書かれていました。
「計算力」を鍛えることが最優先→計算力が高い生徒(児童)は得点が安定している
公文式はその点(「計算力を鍛える」という点)で優秀だと思います。
「時間の使い方」
①習ったことは、その日のうちに復習する⇒「記憶」が定着しやすい
②問題を解くときに制限時間をきちんと決めて解く⇒「集中力」もつく
③分からない問題は、すぐに先生に質問する
↓
「質問が出来る」
↓
「自分の弱点が把握できている」
↓
「自分の弱点が解消できる」
↓
「算数(数学)ができる」
④極端に難しい問題はやらない⇒「基本」を固める方を優先する
と私のノートに書かれています。
中1は、「正と負の数の計算」
中2は、「文字式の計算」「連立方程式の計算」
と一学期は、徹底的に計算をやらされます。学校でやらされ、宿題を出され。さらに塾でもやらされ、もちろん宿題も出される。
全てこなせば、かなりの計算力がつくと思います。
「数学ノートの書き方」
大きな文字で書く
余白を取って書く
これは、ワークに直接書き込むやり方をさせている私の生徒は、苦労しています。
まずワークの余白が広くないので、文字を大きく書けません。
また、消しゴムでミスったところを消そうとすると消さなくてよいところまで消してしまい、書き直す羽目になります。
そこで、計算用紙(といってもコピーミスした紙を渡してその裏を使ってもらっているだけですが)を渡して、ひっ算はそっちにさせています。
場合によっては、ノート代わりにして途中式もそれに書いてもらっています。
「計算(問題)は、途中式も全て書く」ことが重要です。
「暗算で答えが出て飛ばせそうなところも書く」ことが重要です。
数学の成績が良い生徒ほど、丁寧に書きます。逆に言えば、成績が悪い生徒は、途中式がなおざりになってます。
途中式を書くと「見直しをしたときに、間違いを発見しやすい」です。
計算ミスを防ぐには、見直し(確かめ、検算)が大事です。その見直しをしやすくする工夫も大事です。
細かいテクニックですが、「=」の位置を縦に真っ直ぐにすると良いです。
3x-5=4 3x-5=4
3x=4+5 3x=4+5
3x=9 3x=9
x=9÷3 x=9÷3
x=3 x=3
左の書き方よりも右の書き方の方が良いということです。「=」の位置が揃ってないと意外に見にくいですし、ミスを見逃しやすくなります。
それから意外に多いのが、数字を丁寧に書いていないために、自分で書いた数字を見間違うことです。
「0」と「6」、「9」
「1」と「7」
「3」と「5」
などの見間違いをいろいろやらかしてくれます。
「答え合わせで間違った問題は消しゴムで消さない。」
ミスしていたら、まずは途中計算式やひっ算を見直して、どこでミスしたのかを探させます。
それをせずに、いきなり全部消してしまう生徒がいます。
「証拠隠滅だぞ!!」と言って、消さないように指導します。計算用紙に書いたひっ算や途中式までも消す生徒がいるので、「消しゴムの無駄!!」と言います。
ノートには、書かれていませんが、ノートの右側や左側に縦に線を引き、ひっ算スペースを作るというやり方もあります。私も中学生の時そうしてました。
「文章問題は、読みながら図やグラフを書く」
これは、なかなかクセが付かない生徒がいます。「み・は・じ」の丸さえ何度も書きなさいと言っても書かないので、こちらも苦労します。
書いて数字を書き込めば、式が簡単に思いつくのに、頭の中でやろうとする生徒がけっこういます。
面倒くさがらずに書いてくれるように指導していきます。
さて、中2の生徒は今学校で「連立方程式」の単元を勉強中だと思います。
この計算をした後の確かめ(見直し、検算)をどうするのか、学校でも意外に指導されていないようなので、書いておきます。
ネット上では、見かけることがありますが、
計算し終わったら、すぐに二つの式に代入して「=」関係が成り立つか確認するということです。
この「すぐに」確認するというところがポイントです。ミスしていれば、「=」関係が成り立ちませんから、すぐに途中式を見直して、計算し直せば良いのです。
テストであれば、答えが合っていることが確認できているわけですから、それ以外の問題の見直しに時間をしっかり使えると思います。