姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

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兵庫県公立高校志願状況(R4年3月28日時点)

 令和4年度の姫路地区(兵庫県第4区)の募集定員は、

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と増減無しでした。(昨年度は、80名減でした。今後も少子化の影響で定員は減っていくものと予想されます。) 

 

 そして志願状況ですが、

令和4年度兵庫県公立高等学校入学者選抜出願状況 全日制志願最終日【 2月28日 】/定時制志願2日目【 2月25日17:00 現在 】(R4.2.28)

https://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/02nyuushi/r4senbatu/r4senbatu.html

 

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となっております。

 

 志願変更はまだ可能ですが、変更する生徒は例年各校数名程度なので、ほぼこの数字で確定すると思われます。

 

 主な高校の昨年(確定数)との比較をしてみると

                R4           R3                                    

 姫路西(定員240名)  256名(281名)

 姫路東(定員140名)  206名(178名)

 市姫路(定員200名)  229名(211名)

 姫路飾西(定員120名) 151名(149名)

 龍野(定員240名)   230名(235名)

 姫路南(定員170名)  187名(221名)

 相生(定員160名)   191名(173名)

 市琴丘(定員200名)  232名(253名)

 

となっています。

 

 あくまでみかけの数字上だけのことですが、

 

 姫路西の志願者数が25名減り、姫路東の志願者数が28名増えています。

 

 また市姫路と相生がそれぞれ18名ずつ増え、姫路南が34名減っています。

 

となってつり合いが取れているように見えます。

 

 つまり、

 

 姫路西にチャレンジするよりも現実的に姫路東にした生徒が増えた。

 

 姫路南よりランク上位の市姫路にチャレンジする生徒とランク下位の相生にする生徒に分かれた。

 

と想像します。

 

 ランクが市琴丘以下の高校で昨年に比べて志願者数が減っているところがあるのですが、

               R4  R3 

 姫路商業(定員100名) 151名(108名)

 

と大幅アップしている学校があります。

 

 もしかすると普通科ではなく商業科という選択をした生徒が増えたのかもしれません。

 

 さて、こちらの地区では「複数志願制」という制度があります。

www.sinro.jp

 第一志望校を落ちても第二志望校を選択しておけば、そちらに合格する可能性があるという制度です。

 

 ただし、第一志望校の合否判定には「加算点30点」がありますが、第二志望校の合否判定には加算点はありません。

 

 そのため、こちらの地区では、第一志望校の選択も大事なのですが、それ以上に第二志望の選択が大事になってきます。

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 上の表を見てわかる通り、上位2校(姫路西、東)を第二志望にする生徒はあまりいません。

 

 地区トップ校の姫路西を第二志望にする(昨年度3名、今年度1名)という理屈が私には理解出来ないのですが、(これはあくまで噂なのですが)龍野を第一志望にして、姫路西を第二志望にする生徒が毎年いるそうです。

 

 しかし、合格は姫路西が定員割れしないかぎり無理です。

 

 まぁ、今年は定員240名のところ256名しか志望していないので、定員割れが起きないとは言い切れませんが…

 

 では、この第二志望数の主な高校の昨年(確定数)との比較をしてみると

                R4           R3                                    

 姫路西(定員240名)  1名(3名)

 姫路東(定員140名)  12名(15名)

 市姫路(定員200名)  130名(109名)

 姫路飾西(定員120名) 107名(129名)

 龍野(定員240名)   169名(157名)

 姫路南(定員170名)  66名(84名)

 相生(定員160名)   119名(126名)

 市琴丘(定員200名)  155名(126名)

 

となります。

 

 市姫路、龍野、市琴丘が増えています。

 

 加算点30点が付かないものの、上位校を狙っている生徒であれば、下位ランクの高校を第一志望としている生徒を蹴落とすくらいの力を持っています。

 

 第二志望が増えている学校を第一志望にしている生徒には、気を引き締めるようにと話をします。

 

 今年度は、逆に第一志望、第二志望とも減っている学校を受験する生徒も担当しているのですが、その生徒たちには、「去年より志望者数(ライバル)が減っているよ。」と声をかけて少しでも安心させるようにしています。

 

 もちろん生徒によって対応は変えています。

 

 緊張感を持たせた方が良い生徒なのか、緊張をほぐしてあげた方が良い生徒なのかは、こちらもよく見極める必要があると思います。

 

 入試(3月11日金曜日)までのカウントダウンは始まっています。

 

 本番で生徒たちが持っている力を全て発揮できるように、最後の授業までしっかりと指導していきます。