『中学生の基礎英語 レベル1』
3月号「なぜ、どうやって 英語を学べばいいの?」
第12回(とうとう最終回です。)の記事は、
『興味のあることを英語「で」学ぼう!』
です。
「英語を日本語で学ぶ」
・日本語への(日本語からの)置き換えをしながら勉強することはいたってフツウ
「beatifulは美しい」「私は野球をしますは、I play baseball.」といった感じの学び方に特に問題はありません。
「英語で英語を学ぶ」
・日本語と英語は、様々な面で違いが多く、かなり「遠い」言語どうし
英語を母語とする方が学ぶ外国語のうちで、マスターするのがもっとも難しいと言われている言語のひとつが日本語(逆も真なりでしょう。)
これは、私が日本語教師をしていたのでよく理解できます。
生徒たちには「日本語のようなチョームズイ言葉を話せるのだから、英語なんてチョロいよ。(本当は違うんだけどね。)」と英語の最初の授業の時、話をしてます。
・文字が違うだけでなく、単語の意味の範囲、語順、発声・発音、そしてそれぞれの言語の使い手の発想までも違います。
・いちいち英語を日本語に置き換えたり。日本語で考えてから英語に置き換えたりせずに、文脈を考えながら、なるべく英語を英語のまま理解しようとし、話したり書いたりするときも日本語ではなく英語を思い浮かべるようにすることをお勧めします。(「なるべく」でよい)
「興味あることを英語で学ぶ」
・自分が興味あることを英語で学ぶことをお勧めします。
・自分が興味あること、好きなことであれば、英語がむずかしくてもどんどん読もう、聞こうという気になるはずです。
私は、『NHKゴガク』講座を塾講師になってから、毎年聞き続けていますが、テキストを1年間通して買ったのは、中学生か高校生以来でした。
そして、テキスト内のコラムをずっと読み続けたのは、初めてです。
改めて読んでみると、放送内容はもちろんですが、その他の読み物も充実した内容であると思いました。
新中1生にはもちろん、途中で聞くのを挫折している中3生にも、再度『中学生の基礎英語 レベル1』を聞くように話をしていきます。