姫路 「寺子屋 臥龍庵」塾長ブログ

臥龍庵の門をくぐる者はいっさいの甘えを捨てよ! Twitter:臥龍(がりゅう)@koumei_garyu999

臥龍庵は、こだわりが無い学習塾です

 学習塾を個人で始めるときに、ネット上でいろいろ調べました。

 

 まずは、どこで開業するのか。立地ですね。

 

 それから児童や生徒が集中して勉強に取り組めるようにするには、学習環境が大事ということで、

 内装はどうするのか。

 机や椅子をどうするのか。

 

などなどです。

 

 もちろんテナントをお借りして開業するしか方法は無い(当初は、自宅を少し改造して始めようと思っていたのですが、家族の猛反対に遭い断念しました)ので、家賃も重要です。

 

 しかし、それら(上に書いた以外のことも含めて)全てを、近所のテナントを借りることが決まった時点で、こだわらずに始めることにしました。

 

 私がお世話になっていた個別指導塾もそうですが、この辺の学習塾はほぼ全部メインの生活道路沿いにあります。

 

 校舎自体が宣伝媒体になっているということは重要だなと思っていました。

 

 しかし、お借りしたテナントは、(他地区への通り抜けが出来ない)閉鎖地区の住宅街の中のものです。

 

 校舎が目立つところに無くても、保護者の方の送迎時に車を止められるスペースが確保できる立地であればこだわならなくてもよいと判断して決めたのです。

 

 自宅から歩いていけるテナントでもありましたし、20坪ほどのワンフロアーを1室まるまるお借りできるということも決めたポイントになりました。

 

 ただし、以前に入っていた、習字、そろばん、学習塾は全て生徒が集まらず代々撤退してきたいわく付きのテナント(ある意味学習塾開業者にとっては事故物件だと思います)ではありました。

 

 ただ私は、サラリーマン時代金融関係の会社で個人営業一筋でやってきましたので、生徒募集については私が培ってきた営業力でなんとかなると(今思えばナゾの自信ですが)思っていましたので、生徒は集められると簡単に考えていました。

 

 臥龍庵開塾時は、「塾業界をなめてたかな?」とも思いましたが、お陰さまで紹介や口コミで一人また一人と生徒が増えて塾の体裁は整っていきました。

 

 今現在も臥龍庵は、立地で勝負するのではないとの考えは変わっていません。

 

 教室の中ですが、もともと習い事に貸されていたテナントということで「黒板」がありました。

 

 しっかり使わせてもらってたのですが、最近「ホワイトボード」を買いました。

 

 黒板は、チョークの粉が床に落ちて掃除(黒板消しの掃除も含めて)がかなり大変だったんです。

 

 机と椅子は、折り畳み式の会議用長テーブル(180cm幅、1台に付き1人座らせています)とパイプ椅子がもともと備え付けられており、それらをそっくりそのまま使わせていただきました。

 

 生徒たちには特に聞いたことはないのですが、不満無く使ってもらっていると思ってます。

 

 お世話になっていた個別指導塾の机は、学校の机タイプで天板が狭い(幅60cm)のがずっと気になってました。生徒たちもワークを広げるとそれだけで目一杯になる机なので、答え合わせをするときにその解答冊子を置くのに苦労してました。

 

 臥龍庵では、ワークなどを遠慮無く机の上に広げながら、ストレス無く勉強が出来ていると思います。

 

 教室の内装は、一言でいうと「会議室」風です。正直なところ、学習塾という雰囲気ではないと思います。

 

 本棚も置いていません。黒板(最近やっとホワイトボード)、長テーブル、パイプ椅子があるだけです。ものすごく殺風景ではあります。

 

 まぁ、他のテーブルで英語のリスニング問題をやっていても、私が英語の教科書本文の音読指導していても気にする生徒はいなくて皆集中して勉強してくれていますから、塾内の内装(壁の色など)がどうとかにもこだわることは無いかなと思っています。

 

 臥龍庵のシステムである、「フリーシステム」もある意味、私のこだわりの無さでしょう。

 

 ・授業開始時刻は、来塾してからのスタートなので、来塾時間はフリー

 ・振り替え授業、当日の教科変更は、フリー

 

 先週の21日(金)の授業は「お祭りで...」と続々と振り替えが入り、最終的には塾自体が休塾となりました。

 

 ・テスト前だけ通塾したい

 ・夏休みなどの期間だけ通塾したい

 

といったケースにも対応します。

 

 昨年度は、他の集団塾に通っている生徒が、「受験対策」だけ当塾でしてほしいというケースがありました。

 

 転塾してきた生徒ももちろんいて、ワークはその塾で使われていたものをそのまま持ってきてもらい授業をしている生徒もいます。

 

 また、学校で使っている「教科書」を使って授業をしている生徒もいます。

 

 今後も大手チェーンの塾には、出来ないやり方で、私が理想とする個人個人の能力に合わせた個別指導をしていこうと思います。